本文へスキップ
IFAI

業界動向

Apple、AirPodsとApple Watchにカメラ搭載を計画か:AI向けデータ収集が目的

公開 拡散指数 34

Bloombergの報道によると、Appleはカメラを内蔵したAirPodsとApple Watchの開発を進めており、早ければ2027年に登場する見込みです。撮影用ではなく、端末内AIに視覚情報を送り込み、周囲の認識やジェスチャー操作を支援するために使われるとみられます。

Apple、AirPodsとApple Watchにカメラ搭載を計画か:AI向けデータ収集が目的
画像:macrumors.com

スマートグラスをかけずにAIへ周囲を見せる方法として、Appleは手首と耳元に注目しているようです。

Bloombergの報道によると、Appleはカメラを搭載したAirPodsとApple Watchの開発を進めており、早ければ2027年頃の発売を目指しているとのことです。

専用チップ「Nevis」と「Glennie」

これを実現するため、Appleは専用シリコンを設計しています。カメラ搭載Apple Watch向けには「Nevis」、AirPods向けには「Glennie」というコードネームのチップを開発中と報じられています。

同社はこれらのチップを2027年頃までに準備することを目指しており、その年の早い段階で用意できれば、同年内の製品投入が期待できます。

カメラの配置場所も検討されています。将来の標準モデルApple Watchでは画面領域への搭載が模索されている一方、Apple Watch UltraではDigital Crown(デジタルクラウン)付近に配置される見込みです。

写真撮影ではなく、AIへ視覚情報を送るため

時計やイヤホンにカメラと聞くと盗撮や写真撮影を思い浮かべがちですが、目的はまったく異なります。これらのカメラは写真撮影やFaceTime用ではなく、オンデバイスAI機能へ視覚データを提供するために使われる見通しです。

Apple Watchでは「Visual Intelligence(視覚的知性)」機能を強化し、周囲の建物の情報を得たり、より状況に応じた道案内を提供するために使われます。

AirPodsについても、アナリストのミンチー・クオ氏が以前、Vision Pro連携での空間オーディオ強化や空間ジェスチャー操作のために赤外線カメラ搭載を検討していると指摘していました。BloombergのMark Gurman記者も、AIへ視覚データを送るためのカメラだと説明しています。

なぜ重要か

MetaなどがスマートグラスでAIの「目」を獲得しようとするなか、Appleがすでに世界中で普及しているAirPodsとApple Watchを活用しようとするアプローチは、非常に理にかなっています。眼鏡をかける習慣がないユーザーに対しても、生活習慣を変えさせずにマルチモーダルAIの環境を提供できるからです。

一方で、ハードウェアの小型化とバッテリー持ちの両立は極めて高いハードルです。イヤホンや時計という限られたスペースにカメラと処理チップを詰め込むのは容易ではありません。

さらに最大の課題はプライバシーへの懸念でしょう。たとえAppleが「写真は保存せず、端末内AIの解析にのみ使う」と主張したとしても、手首や耳元からカメラを向けられる周囲の人々の心理的抵抗をどう和らげるのか、明確な説明が求められるはずです。

情報源 (1)

  1. [1]
    macrumors.com(新しいタブで開きます)原文macrumors.com

毎日のAIピックアップ