本文へスキップ
IFAI

業界動向

Claude Codeのソースが流出:Anthropicが誤ってGitHubの8000リポジトリを削除要請

公開 拡散指数 50

Anthropicは主力製品「Claude Code」のソースコードが最新リリースで誤って露出したことを受け、GitHub上で削除申請を実施した。しかしフォークネットワークの影響で無関係なものを含む約8100件のリポジトリが巻き添えで一時凍結された。同社は誤りを認め通知を撤回、復旧を進めている。

Claude Codeのソースが流出:Anthropicが誤ってGitHubの8000リポジトリを削除要請
画像:community.openai.com

最先端のAIエージェントが裏でどう指示されているのかを知るには、これまでは推測するしかありませんでした。しかし今回、Anthropicが自らその答えをネット上に放流してしまう事態が起きました。

火曜日、あるソフトウェアエンジニアが、Anthropicの人気コマンドラインツール「Claude Code」の最新リリース内に、誤ってソースコードそのものが含まれていることを発見しました。AI開発者たちはこぞって流出コードを分析し、同社がどのようにLLMを制御しているのかを解明しようとGitHub上で共有を始めました。

事態に気づいたAnthropicは火消しに走りましたが、その対応がさらに大きな混乱を招くことになります。

1通の削除要請で8100件が巻き添えに

Anthropicは流出したコードを回収するため、米国デジタル著作権法に基づく削除要請をGitHubに提出しました。しかし水曜日の朝、通知が執行されると約8100件ものリポジトリが一斉にアクセス不能となりました。

問題だったのは、その中に開発者たちが公式の公開リポジトリから作成した正当なフォークが大量に含まれていたことです。身に覚えのない削除処分を受けた開発者たちからは、SNS上で怒りの声が相次ぎました。

Claude Codeの責任者であるBoris Cherny氏は、この広範囲な削除は手違いだったと認め、通知の大半を撤回しました。最終的に削除対象は、流出コードを含んでいた1件のリポジトリと96件のフォークのみに限定されました。

同社広報はTechCrunchに対し、指定したリポジトリが公式リポジトリのフォークネットワークにつながっていたため、意図しない範囲まで削除が及んでしまったと説明しています。またウォール・ストリート・ジャーナルに対しては、顧客データや重要モデルの重み付け情報は一切漏洩しておらず、セキュリティ侵害ではなくパッケージング時の人為的ミスであると釈明しました。

なぜ重要か

Claude Codeは現在、AIコーディング支援ツールの代表格です。流出したプロンプトやアーキテクチャの制御手法は、他社の開発者やスタートアップにとって格好のリバースエンジニアリング材料になるはずです。

一方で、今回の対処プロセスは同社への信頼を大きく損ねました。著作権侵害を理由にプラットフォーム上で一括削除を実行し、無関係な8000件以上の開発資産を巻き込んだことは、プラットフォーム依存の危うさを改めて浮き彫りにしています。

新規株式公開を視野に入れているとされるAnthropicにとって、こうした基礎的なパッケージングミスや強引な権利行使は明らかな失点だと私たちは考えます。最先端のAI性能を誇る一方で、エンタープライズや市場が求める運用管理の厳格さにはまだ課題が残っているように見えます。

情報源 (2)

  1. [1]
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

毎日のAIピックアップ