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業界動向

アクセンチュアとOpenAIが提携:数万人の社員にChatGPT Enterpriseを導入

公開 拡散指数 36

アクセンチュアとOpenAIは協業を発表し、数万人規模の社員にChatGPT Enterpriseを配布して認定資格の取得を進めると明かしました。両社はAgentKitなどを活用し、企業の顧客対応や財務、サプライチェーンに向けたカスタムAIエージェントの導入支援プログラムも展開します。

アクセンチュアとOpenAIが提携:数万人の社員にChatGPT Enterpriseを導入
画像:openai.com

大企業にとって、AIツールを契約すること自体は難しくありません。本当に難しいのは、数万人の社員が日常業務の中でそれを使いこなし、成果を出すことです。

OpenAIは12月1日、総合コンサルティング大手のアクセンチュアとの包括的な戦略的提携を発表しました。企業の基幹業務に自律型AIエージェントを本格導入させる狙いです。

数万人にChatGPTを配布、AgentKitで業務自動化へ

今回の提携でアクセンチュアは、社内の数万人のコンサルタントや専門スタッフにChatGPT Enterpriseを支給します。OpenAIの認定プログラムを通じた人材育成の規模としては過去最大となります。

アクセンチュアはまず自社のコンサルティングや業務オペレーションの現場にOpenAIの技術を組み込み、そこで得た知見をクライアント企業への支援に転用する方針です。

あわせて両社は、共同のAIクライアントプログラムを立ち上げました。OpenAIが最新の導入手順書やセキュリティ基準、業界別ユースケースを提供し、アクセンチュアが現場での実装を担います。

具体的にはOpenAIのAgentKitを活用し、カスタマーサービス、サプライチェーン、経理、人事といった主要部門で、業務を自動化するカスタムAIエージェントの構築やテストを進めます。

OpenAIはすでにウォルマートやモルガン・スタンレー、PayPalなどを顧客に抱えていますが、アクセンチュアと組むことで、エンタープライズ市場での普及を一気に加速させる構えです。

なぜ重要か

AIを単なるチャットボットから業務プロセスの実行役へと移行させる上で、極めて合理的な一手だと考えられます。

APIを提供するだけなら技術企業単体でも可能ですが、レガシーシステムが残る大企業の経理やサプライチェーンをAIエージェントと接続するには、膨大な泥臭いシステムインテグレーションや組織変革が不可欠です。OpenAIに不足しているこの現場の実行力を、世界最大級の受託基盤を持つアクセンチュアが補完することになります。

企業ユーザー視点では、AgentKitを用いた実践的なエージェント構築の支援を受けられるメリットがあります。ただし、アクセンチュアのコンサルティングを介する以上、相応のコストがかかるため、現時点で恩恵を受けるのは潤沢な予算を持つ大企業に限られそうです。

競合のクラウド大手も自社製のエージェント基盤を売り込んでいますが、OpenAIがアクセンチュアの販売・納品網をガッチリ押さえたことで、大企業における乗り換えのハードルは一段と高くなったと言えます。

情報源 (1)

  1. [1]
    openai.com(新しいタブで開きます)原文openai.com

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