WindowsのクリップボードがAI対応:PowerToysに新機能「高度な貼り付け」登場
MicrosoftはWindows 11向けPowerToys 0.81で新機能「Advanced Paste」を提供開始した。クリップボードの内容をMarkdownやJSONに直接変換できるほか、AIを用いて文章の要約や別言語へのコード書き換えも行える。ただしAI機能を使うにはOpenAIのAPIキーが必要となる。

クリップボードにコピーしたテキストを、貼り付ける瞬間に別の形式へ変換できるようになります。
米Microsoftは、Windows 11向けのユーティリティツール集「PowerToys」のバージョン0.81において、新機能「Advanced Paste」を追加しました。有効化すると「Windowsキー+Shift+V」で専用ウィンドウが立ち上がります。
クリップボード上でテキストを自在に変換
AIを使わない基本機能だけでも、クリップボードの内容をプレーンテキストやMarkdown、JSONへと即座に変換して貼り付けられます。
設定で「Paste with AI」を有効にすると、OpenAIのプロンプト入力欄が出現します。長文の要約や翻訳、異なるプログラミング言語へのコード書き換え、さらにはビジネスメール調へのリライトなどを指示できます。
ただし利用には前提条件があります。ユーザー自身のOpenAI APIキーを登録し、APIクレジットを購入しておく必要があります。これはChatGPTの有料プランとは別枠の支払いです。
なぜ重要か
ブラウザを開いてAIチャットにテキストを貼り付け、変換結果をコピーして戻すという一連の往復作業を、ショートカット一つで省略できます。
今回の仕様について、Microsoftは非常に割り切った設計をとったとみられます。自社で推論コストを負担する代わりに、ユーザー自身のAPIキーを利用させることで、高度な機能を素早くパワーユーザーへ届けました。
一方で、APIの従量課金設定が必要となるため、一般ユーザーにとって導入のハードルは高めです。OS標準で手軽に使える機能になるまでは、開発者や一部のギーク向け機能にとどまりそうです。
情報源 (1)
- theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com