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Unitree、人型ロボット「H2-X」を発表:最大8時間稼働、カンフーの動きも披露

公開 拡散指数 54

Unitreeは人型ロボット「H2-X」を発表した。「カンフー・レジェンド・ガーディアン」と名付けられ、サービスや警備用途を想定し最大約8時間の連続稼働が可能。映像ではカンフーアクションを披露し、安全な運用を呼びかけている。

画像:youtube.com

多くの人型ロボットが工場のパレット搬送や洗濯物たたみを目指すなか、中国のUnitree(宇樹科技)はまったく違う方向へ舵を切ったロボットを披露しました。

同社が発表したのは、人型ロボットの最新モデル「H2-X Kung Fu Legend Guardian(カンフー・レジェンド・ガーディアン)」。家事や製造ライン向けではなく、警備や災害救助のアシスタントとしての活用を視野に入れたモデルです。

車をへこませ、4メートルから跳ぶ

公開された映像では、まるでアクション映画のような激しい動きが繰り広げられます。

H2-X は乗用車のボディに打撃を加え、明確なへこみができるほどの力を見せつけた後、連続した蹴りやバク転などの武術アクションを披露。さらに約4メートルの高台から飛び降り、見事に両足で着地してバランスを保ちました。

実用を想定した演出も含まれています。刃物を持った不審者と女性の間に割って入って犯人を退散させたり、事故車両の前部を持ち上げて救助を支援したり、接近する車の前にいた子どもを突き飛ばして救う場面などが収められています。

Unitree は 2025 年 10 月にも小型モデル「G1」で旋風脚や宙返りといったカンフーの動きを披露していました。今回の H2-X は、より大型の機体でその俊敏性とパワーを誇示した形です。

8時間駆動の「ただし書き」

バッテリー駆動時間について、同社は最大約8時間と主張しています。

ただし、この数字はあくまで「直立状態」での数値を指しています。歩行を続けたり、カンフーのアクションや高負荷の救助作業を行ったりすれば、持続時間は大幅に短くなるはずです。

現時点で H2-X の詳細なスペック表や価格、発売時期は公表されていません。また、動画内の動作のうちどれだけが自律制御で、どれだけが遠隔操作や事前プログラムによるものかも明らかにされていません。

参考として、既存の通常版 H2 は身長 182 cm、体重約 70 kg、31 自由度を備え、脚部関節の最大トルクは 360 Nm、腕部は 120 Nm、車載 AI 演算性能は最大 2,070 TOPS で、価格は 29,900 ドルです。H2-X がこれと同じ基盤を採用しているかは不明です。

なぜ重要か

一般ユーザーが自宅に導入するような製品ではありませんが、警備や特殊作業の現場にとっては、これほどの運動性能とパワーを持つハードウェアの登場は無視できません。ただ、現時点で実戦投入を検討するのは時期尚早で、まずは完全な自律性や安全プロトコルが示されるのを待つ必要があります。

テスラやボストン・ダイナミクスが実用的な工場作業や指先の細かな作業に注力するなか、Unitree は派手なアクロバットと武術で世界中の視線を集め続けています。ハードウェアの限界性能をわかりやすく見せるプロモーションとしては非常に巧みです。

しかし、このアプローチには危うさもあります。車をへこませるほどのパワーを持つ 70 kg 級の金属の塊が、万が一アルゴリズムの暴走や誤認識を起こせば、それ自体が危険物になりかねません。事前に決められた動きをこなすことと、混乱した現実世界で安全に人を守る自律判断との間には、まだ大きな壁があるように思えます。

情報源 (2)

  1. [1]
    x.com(新しいタブで開きます)原文x.com
  2. [2]

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