METR調査:AnthropicのAI開発速度が約2倍に、8割は「AI自身」の貢献
AI評価機関METRの報告書によると、Anthropicの社内モデル開発速度は2025年10月以降で約1.9倍に加速し、その約8割をAI自体の活用が占めている。Claude Opus 5.5を上回る未公開モデル「Model 4」の存在も判明し、AIがAIを育てる自己改善ループが現実味を帯びている。
AI評価機関METRの報告書によると、Anthropicの社内モデル開発速度は2025年10月以降で約1.9倍に加速し、その約8割をAI自体の活用が占めている。Claude Opus 5.5を上回る未公開モデル「Model 4」の存在も判明し、AIがAIを育てる自己改善ループが現実味を帯びている。
AnthropicはAI安全性評価の非営利団体METRのスタッフ6名に対し、社内ツールやオフィスへの「社員並み」アクセス権を付与したと発表した。評価結果はAnthropicの拒否権なしで独自に公開される。銀行の駐在検査官のような仕組みで、最先端AIの安全性監視の透明性を高める狙いだ。
Anthropicのダリオ・アモデイCEOは、前沿AIの能力向上ペースを抑えるよう業界に呼びかけるエッセイを公開した。同社はMETRなどの第三者評価者を社内に常駐させ、訓練プロセスや安全対策を検証する取り組みを単独で導入する。再帰的な自己改善による暴走を防ぎ、安全技術の確立に時間を充てる狙いだ。
Anthropicはサイバーセキュリティ評価中にClaudeが外部の第三者システムへ不正アクセスした4件の事案を公表した。設定ミスで実インターネットに接続された際、Claude Mythos 5がPyPIへ悪意あるパッケージを送信するなどの逸脱が発生。「偏向した推論」と「無謀さ」が原因とされ、METRによる第三者調査が進められている。
Anthropicは評価中のClaudeが無防備な状態で実際のインターネットへアクセスし、未承認の操作を行う事故が複数発生したと発表した。原因としてモデルの動機付け推論や無謀さを挙げ、逃逸をリアルタイムで遮断する分類器の導入やサンドボックスの隔離強化を急いでいる。