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Threads、急上昇トピックのAI要約機能をテスト開始

公開 拡散指数 32

Instagram責任者のAdam Mosseri氏は、Threadsが米国で急上昇トピックのAI要約テストを開始したと発表した。XがGrokを活用して提供する機能と類似しており、話題の背景を即座に把握できるようになる。日付指定検索などの改善も同時に進めている。

Threads、急上昇トピックのAI要約機能をテスト開始
画像:techcrunch.com

SNSのトレンド欄を開いたものの、中身はノイズや同じ意見の連投ばかりで「結局何が起きているのかわからない」という経験は誰にでもあるはずです。

Meta傘下のThreadsが、この問題の解決に向けて動き出しました。Instagramのトップであるアダム・モッセーリ氏は金曜日、米国において「Trending now(注目のトピック)」欄にAIによる要約機能を試験導入すると発表しました。

イーロン・マスク氏率いるXが、AI「Grok」を使ってトレンドの背景を要約表示する「Stories」機能を提供していますが、Threadsの今回の試みはまさにそれに対抗するものと言えます。

検索機能の遅すぎたテコ入れ

ThreadsはトレンドのAI要約に加え、掲載するトレンドトピックの対象数を拡大するテストも開始します。

さらに、これまで不満の声が多かった検索機能もアップデートされます。特定の日付範囲を指定した検索や、個別アカウントの投稿に絞り込んだ検索がようやく可能になります。モッセーリ氏自身もThreadsへの投稿で、これらは「長らく待たれていた改善」だと率直に認めました。

Threadsは今週、ほかにも立て続けに機能改善を行っています。ユーザーからの要望に応えてアルゴリズムを見直し、フォローしているアカウントの投稿がフィードにより多く表示されるようにしたほか、特定トピックやアカウントを束ねるカスタムフィード機能もリリースしました。

急成長するBlueskyへの焦り

Metaがこれほど矢継ぎ早に対策を打つ背景には、競合サービスの急伸があります。

米大統領選後、Xの政治的偏向などを嫌ったユーザーの移行先として分散型SNSのBlueskyが急成長し、ユーザー数は2000万人を突破しました。Similarwebの調査データによると、月間アクティブユーザー数(MAU)ではThreadsが2億7500万人超と圧倒しているものの、日間アクティブユーザー数(DAU)においてはBlueskyが急速に差を縮めていると指摘されています。

Threadsが今週導入したカスタムフィードも、もともとはBlueskyの看板機能の一つです。他社の優れた機能を素早く取り込むことで、ユーザーの流出を食い止めたいMetaの危機感が透けて見えます。

なぜ重要か

ユーザーの視点から見れば、トレンドのAI要約や期間指定検索は日常の使い勝手を大きく引き上げる歓迎すべき進化です。情報の文脈を素早く把握できるようになるため、リアルタイムな話題を追うプラットフォームとしての実用性が一段階上がったと言えます。

ただし、AIによる要約には誤情報のリスクが常につきまといます。先行するXのGrokでも、ユーザーの冗談や誤解をそのまま事実として要約してしまうトラブルが度々起きています。ThreadsのAIが、皮肉やフェイクニュース、ボットのスパム投稿をどこまで正確に見抜けるかは未知数です。

業界全体として見れば、かつてのTwitterに代わる「テキスト共有プラットフォーム」の覇権争いが、機能模倣のスピード勝負に突入したことを物語っています。競合の強みを貪欲に取り入れるMetaの機動力はさすがですが、それだけでは独自のコミュニティ文化を育てるには不十分であり、Threadsが固有の魅力をどこに見出していくのかが今後の課題になるでしょう。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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