CAD版Cursorを目指すオープンソース「SynapsCAD」が登場、3D部品クリックでコード修正
オープンソースプロジェクト「SynapsCAD」が、CAD向けのCursor型エディタを公開した。左側でOpenSCADコードを書き、右側でリアルタイムに3D描画しながら、画面上のパーツをクリックしてAIに該当箇所のコード修正を指示できる。AIの変更がブラックボックスにならず、常にバージョン管理可能なコードとして残るのが強みだ。

何ができるのか、どう動くのか
SynapsCADは、3Dモデリングの世界でCursorのような体験を目指すOpenSCAD向けのオープンソースAIエディタだ。
画面は左側にコードエディタ、右側にリアルタイム3Dビューポート、そしてAIチャットが並ぶ構成になっている。一番の特長はビューポートでの直感的な操作だ。画面上の3Dパーツをクリックすると、AIがその部品のタグや文脈を認識し、自然言語の指示に合わせて該当するコード部分だけを書き換えてくれる。
裏側の仕組みも堅実だ。コードを書いてCompileを押すと、scad-rsで構文解析され、内蔵のASTウォーカーで評価された後、csgrsによるCSGブーリアン演算でメッシュが生成されて画面に描画される。カメラ操作はBlenderに準拠しており、STLやOBJのほか、lib3mfを使ったパーツごとのカラー付き3MF形式での書き出しにも対応する。
なぜ重要か
生成AIを使った3Dツールの多くは修正が難しいブラックボックスのメッシュを出しがちだが、SynapsCADは「コードこそが唯一の正解」というスタンスを貫いている。AIが変更するのは常に可読性がありGit管理できるコードなので、意図しない形状破綻を避けやすい。
OpenSCADでプログラミング的にモデリングしている人や、3Dプリンタ向けの部品を日常的に設計している人なら試す価値がある。画面内のパーツ選択をそのままコード修正の文脈にする作りは、設計ツールとして非常に筋が良い。
情報源 (1)
- github.com(新しいタブで開きます)原文github.com