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Samsung、韓国全社員およびグローバルDX部門に「ChatGPT」と「Codex」を全面導入

公開 拡散指数 37

OpenAIは、Samsung Electronicsが韓国の全従業員およびグローバルDX部門に向けてChatGPT EnterpriseとCodexを導入すると発表した。OpenAI史上最大規模の企業導入事例の一つで、開発だけでなく製造やマーケティングなどの非技術業務の自動化にも活用される。

Samsung、韓国全社員およびグローバルDX部門に「ChatGPT」と「Codex」を全面導入
画像:openai.com

大企業のAI導入といえば、一部の部署でパイロット運用を行っているイメージがまだ強いかもしれません。しかしサムスン電子は、その常識を一気に塗り替えました。

OpenAIは、サムスン電子が韓国国内の全社員、および世界各地のDevice eXperience(DX)部門に所属する全社員を対象に、ChatGPT EnterpriseとCodexを導入したと発表しました。OpenAIにとっては過去最大規模のエンタープライズ導入案件の一つとなります。

非エンジニアが業務ツールを自作する時代へ

今回の導入は、特定の開発チームにとどまりません。ソフトウェア開発からマーケティング、製品開発、さらには製造現場やコーポレート機能に至るまで、サムスンのあらゆる業務領域に直接組み込まれます。

データ保護やアクセス管理を備えたChatGPT Enterpriseが情報検索やデータ分析に活用される一方で、特筆すべきはCodexの使われ方です。元々はコード作成やデバッグを支援するプログラマー向けツールでしたが、サムスンでは非技術系の社員が業務自動化や社内向けツールの作成、ウェブサイト構築にCodexを使い始めています。

OpenAIによると、Codexの週間アクティブユーザー数は世界で500万人を突破しており、韓国国内におけるCodexの週間利用者数は2026年2月1日以降で約800%も増加したといいます。

半導体供給パートナーから、業務基盤の共有へ

サムスン電子とOpenAIは、もともとAIインフラの分野で密接に連携していました。サムスンはOpenAIの次世代インフラに必要な最先端メモリ半導体を供給する重要なサプライチェーンを担っています。

今回の全社導入によって、両社の関係は単なるハードウェアの取引先から、組織全体のワークフローを変革するパートナーシップへと拡大しました。OpenAI KoreaのHarrison Kim代表は、サムスンがAIを一部門の道具ではなく中核プラットフォームとして受け入れた点において、歴史的な節目であるとコメントしています。

韓国ではAI導入の動きが急加速しており、ソウル大学校が学生・教職員4万7000人全員にChatGPT Eduを導入したほか、カカオトークのグループチャットへの統合、さらにはLGエレクトロニクスやToss、Kraftonなどの主要企業もChatGPT EnterpriseやCodexの活用を進めています。

なぜ重要か

製造業の世界的巨人であり、機密情報の取り扱いに極めて厳しいサムスンが全社規模で導入を決めたことは、他業界のエンタープライズ企業に大きな影響を与えると考えます。データの流出やセキュリティへの懸念から様子見を続けていた競合他社にとっても、導入見送りの言い訳が成り立ちにくくなるはずです。

とりわけ注目すべきは、非エンジニア層によるCodexの活用です。社内ツールの開発をIT部門の順番待ちに頼ることなく、現場の担当者が自ら自動化ワークフローを組み上げる仕組みは、組織のスピードを大きく底上げします。

一方で、従業員が自由に生成したツール群の保守管理や、OpenAIエコシステムへの過度な依存といった課題も今後浮き彫りになるでしょう。それでも、最前線のハードウェア製造とAIプラットフォームがここまで深く結びついた事例は前例がなく、B2B市場におけるOpenAIの優位性を一段と強固にした動きと評価できます。

情報源 (1)

  1. [1]
    openai.com(新しいタブで開きます)原文openai.com

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