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Google LabsがProducerAIを統合:最新Lyria 3搭載、自然言語で楽曲や楽器を制作

公開 拡散指数 48

GoogleはAI音楽プラットフォーム「ProducerAI」のGoogle Labs統合を発表しました。DeepMindの最新音楽生成モデル「Lyria 3」プレビュー版を搭載し、自然言語での作詞や拍子調整、独自プラグイン作成に対応します。生成物にはSynthIDが埋め込まれ、グローバルで提供開始されています。

Google LabsがProducerAIを統合:最新Lyria 3搭載、自然言語で楽曲や楽器を制作
画像:blog.google

従来のAI楽曲生成といえば、プロンプトを入力して運任せでガチャを引くような体験が一般的でした。

Google Labsは2月24日、生成AIを活用した音楽制作プラットフォーム「ProducerAI」の合流を発表しました。単に完成版の音源を吐き出すだけでなく、アーティストが制作過程を細かく追い込めるコラボレーション環境を目指しています。

同ツールはGoogle DeepMindの最新音楽生成モデル「Lyria 3」のプレビュー版を中心に、Gemini、Nano Banana、動画生成モデルのVeoを統合しています。出力される全音声には電子透かし技術「SynthID」が埋め込まれます。

乱暴な一括生成から、対話的なアレンジへ

ProducerAIは、グラミー賞ラッパーのLecraeやThe Chainsmokersらアーティストコミュニティと共同で開発が進められてきました。

「ローファイなビートを作って」といった自然言語の指示からスタートし、テンポの調整や歌詞のタイミング合わせ、リバーブの効き具合や低域の厚みまで踏み込んで調整できます。テキストだけでなく画像を入力して音声を生成することも可能です。

ユニークなのが「Spaces」と呼ばれる機能です。自然言語を使って新しい仮想楽器やエフェクトを自作でき、シンプルな鍵盤からノードベースのモジュラーパッチ環境まで生成して他者とリミックスできます。

サービスは専用サイトを通じてグローバルに提供が始まっており、無料プランと有料プランが用意されています。

なぜ重要か

一般のクリエイターにとって、AI音楽が「ワンクリックの消費物」から「アレンジ可能な素材」へ進化する契機になります。既存トラックにフルートの音色を試しに乗せるといったスケッチ用途や、自作動画用のBGM制作であれば、今すぐ無料プランを触ってみる価値があります。

業界全体で見れば、ヒット曲を生み出し巨額のレーベル契約を生んだSunoなどに対し、Googleが制作ワークフローの奥深くまで入り込む形で対抗軸を打ち出しました。

プロの音楽家を巻き込み「人間の創造性を奪わない協業ツール」として見せる戦略は、極めて賢明だと考えられます。音楽界では2024年の大規模抗議書簡や、音楽出版社によるAnthropicへの30億ドル規模の訴訟など、著作権侵害に対する反発が強まっています。

ただし、基盤モデルの学習データに関する法的リスクが消えたわけではありません。どれだけ透かしを入れ、協業の姿勢をアピールしても、ストリーミング市場でAI生成楽曲の存在感が増せば、権利者との摩擦は避けられない見通しです。

情報源 (2)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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