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QuoraのPoe、単一チャットで複数モデルを切り替えられる「Multi-bot Chat」を提供開始

公開 拡散指数 47

Quoraは月曜日、AIプラットフォーム「Poe」で複数モデルと同一スレッド内で対話できる新機能を発表した。チャット欄で「@」を入力してGPT-4やClaude 3などを呼び出し、回答の比較や、検索ボットと執筆ボットを組み合わせた一連の作業が1つの画面で完結する。

QuoraのPoe、単一チャットで複数モデルを切り替えられる「Multi-bot Chat」を提供開始
画像:saner.ai

生成AIを日常的に使い込んでいる人なら、ブラウザのタブを行き来しながら各社モデルの回答をコピペしてまとめる面倒さにうんざりした経験があるはずです。

Quoraが運営するAIプラットフォーム「Poe」は月曜日、1つのチャット画面の中で複数のAIモデルと同時にやり取りできる新機能「Multi-bot Chat」の提供を開始しました。

チャット内で別モデルを「@メンション」して切り替える

新機能の使い方はシンプルです。入力欄にプロンプトを打ち込み、Poeが推奨するボットから1つ選んで回答を得られるほか、同じ画面内で別のボットを選んで出力を比較することもできます。

Poeの推奨以外のモデルを呼び出したい場合は、普段のビジネスチャットのように「@」マークに続けてボット名を入力するだけで、そのモデルを同じ会話スレッドに呼び出せます。

Quoraの最高経営責任者(CEO)であるAdam D’Angelo氏は、Claude 3 Opus、GPT-4、Mistral Largeなどの回答をワンクリックで比較し、どのモデルが最適かを評価する用途を挙げています。

モデルの長所を活かした「リレー型」ワークフロー

しかし、この機能の真価は単なる比較にとどまりません。異なるモデル同士でコンテキストを引き継ぎながら、タスクを連係できる点にあります。

D’Angelo氏は具体例として、Gemini 1.5 Proの100万トークンの広大なコンテキストウィンドウを活かして大量資料の徹底分析を行い、続けてWeb Searchボットを@メンションして最新情報を取得、最後にそれらすべての文脈を引き継いだ専用のライティングボットに清書させるワークフローを紹介しています。

PoeはOpenAIのGPT-4やDALL-E 3、AnthropicのClaude 2およびClaude 3、Stability AIのStableDiffusion XL、GoogleのGemini Proなど多数の有力モデルを網羅しています。また、ユーザーが独自に作成したボットの数は「数百万」に達しているといいます。

マルチボットチャットはWeb版、WindowsおよびmacOS向けデスクトップアプリ、iOSおよびAndroidアプリのすべてで利用可能です。Poeの利用料金は月額20ドルとなっています。

なぜ重要か

マルチモデルを1つのワークスペースに統合した今回のアップデートは、ヘビーユーザーの作業効率を大きく引き上げる実用的な進化だと評価できます。

これまでのPoeは「複数の最新モデルが1契約で試せる便利ツール」という側面が強くありました。しかし、今回の文脈連携によって、Poeは単なる窓口から「複数AIを指揮するオーケストレーション環境」へと役割を変えつつあります。モデルごとに得意分野が分かれている現状において、人間が手動でデータを橋渡しする必要がなくなる恩恵は大きいです。

業界全体にとっても、OpenAIやGoogleのような個別モデルの囲い込みに対する強力な対抗軸になり得ます。ユーザーが「この作業はGeminiで調べてClaudeで書く」という統合ワークフローに慣れてしまうと、個別のチャットサービス単体に戻る動機が薄れるためです。

一方で、課題も見え隠れします。長文コンテキストを抱えたスレッドで高機能モデルを次々に呼び出せば、トークンの消費ペースは跳ね上がります。月額20ドルの枠の中でどれだけヘビーに回せるのかというコスト面の持続性や、モデルごとに異なる文脈理解のクセによって指示の精度が落ちないかは、実際に使い込む中で見極める必要がありそうです。

情報源 (2)

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    quorablog.quora.com(新しいタブで開きます)原文quorablog.quora.com
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