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PerplexityがAndroid向けAIアシスタント公開、アプリ間連携で配車や予約も代行

公開 拡散指数 53

PerplexityはAndroidアプリ向けに「Perplexity Assistant」の提供を開始した。ウェブ検索と推論を組み合わせ、画面認識やカメラ連携に加え、配車や飲食店の予約などアプリをまたいだ操作を実行できる。15言語に対応し現在は無料だが、CEOは一部の動作がまだ不安定な場合があると説明している。

PerplexityがAndroid向けAIアシスタント公開、アプリ間連携で配車や予約も代行
画像:x.com

スマホ向けの対話型 AI はこの 2 年間で大きく進化しましたが、調べた内容を別のアプリに手動でコピーして貼り付ける手間は依然として残っていました。

AI 検索エンジンを手がける Perplexity は 1 月 23 日、Android 向け公式アプリ内で新機能「Perplexity Assistant」の提供を開始しました。単なる質疑応答にとどまらず、端末内の他社アプリと連携してタスクを代行するエージェント機能を備えています。

Perplexity の CEO である Aravind Srinivas 氏は、同社が「回答エンジン」から、外部アプリを呼び出して日常タスクをこなす統合型アシスタントへと移行する重要な節目だと強調しています。

複数アプリを横断して操作、画面認識にも対応

今回の機能の最大の特徴は、複数のアプリにまたがる操作を自動で行える点にあります。公式発表によると、配車サービスを手配したり、楽曲を検索したりといったアクションをアシスタント経由で指示できます。

Perplexity 本体の検索エンジンと直結しているため、Web 上の情報とスマートフォンの基本機能をスムーズにつなげられます。たとえば、Web からイベントの正確な日時を検索し、そのままカレンダーアプリに予定として登録するような作業が可能です。

また、マルチモーダルに対応しており、カメラを使って目の前の風景や物体について質問したり、端末の画面に表示されている内容を読み取らせたりできます。一連のやりとりの文脈を保持できるため、近所のレストランを調べさせた上で、そのまま予約まで進めるといった指示にも対応します。

本機能は現在、Android ユーザー向けに無料で提供されており、日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、韓国語、ヒンディー語など 15 言語に対応しています。

見切り発車の側面も、CEO が認める精度の課題

もっとも、スマートフォン上で他社アプリを確実に操作するのは容易ではありません。Srinivas 氏は X 上で、一部の操作が「常に正常に動作するとは限らない」と率直に認め、今後数カ月かけて改善していく方針を示しました。

たとえば未読メールの要約やカレンダーの予定確認については、現時点では OS の通知機能を活用した暫定的な迂回策によってのみ動作する仕様となっています。

米 TechCrunch も、Perplexity には未完成な機能を急いでリリースする傾向があると指摘しています。過去に導入されたショッピング機能でも、外部サイトを経由せずに注文できると謳いながら、動作の遅さやエラーの多さが目立っていました。

同社は評価額が 90 億ドルに達し、週間検索クエリ数が 1 億回を超えるなど急成長を続けています。直近では企業向け API「Sonar」の公開やプロ向け SNS「Read.cv」の買収を発表した一方、大手メディアからの著作権侵害訴訟という火種も抱えています。

なぜ重要か

ユーザーにとっての価値としては、Android 端末で調べ物からスケジューリングまでを完結させたい人なら、今すぐ試す価値が十分にあります。無料ですし、Web 検索からカレンダー登録までの手順を短縮できるのは実用的です。ただし、配車や予約など決済が絡む操作については、意図しないミスを防ぐためにも過度な信用は禁物だと考えられます。

業界全体への影響という点では、Perplexity が Google の本丸である Android OS 上で直接勝負を仕掛けてきた点が注目されます。複数のアプリを連携させてタスクを実行するエージェント機能は、本来 Google Gemini が目指している領域です。サードパーティが先にこの体験を提示したことで、Google 側も Gemini の実用的なアプリ連携を急がざるを得なくなります。

今回の Perplexity の動きについて、私たちは戦略としては極めてスマートである一方、危うさも同居していると見ています。検索エンジン単体での競争が激化するなか、実行型エージェントへ舵を切ることは自社の高い評価額を正当化するために不可欠な一手です。しかし、OS の深い特権を持たないサードパーティアプリが通知の読み取りなどの暫定策に頼っている現状は、セキュリティや安定性の面で脆弱です。Google が OS 側の仕様を制限したり自社機能を完成させたりした場合、厳しい立場に立たされるリスクは小さくありません。

情報源 (2)

  1. [1]
    @perplexity_ai(新しいタブで開きます)原文twitter.com
  2. [2]

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