OpenAI、ChatGPT上の「GPT-4」を4月30日に提供終了へ GPT-4oに完全移行
OpenAIは木曜日の更新履歴で、4月30日にChatGPTからGPT-4を退役させ、GPT-4oへ完全移行すると発表した。執筆やコーディング、STEM分野の能力でGPT-4oが上回っており、なおAPI経由では4月30日以降もGPT-4を利用できる。

生成AIブームの火付け役となり、世界に衝撃を与えたあのGPT-4が、いよいよ現役を退くことになりました。
OpenAIは木曜日に公開した変更履歴の中で、4月30日をもってChatGPTからGPT-4を完全に退役させると発表しました。昨年5月から提供されているマルチモーダルモデル「GPT-4o」が、その役割を完全に引き継ぎます。
GPT-4o への完全移行
ChatGPTの日常的な利用者にとって、GPT-4の終了による実質的な損失はほとんどありません。
OpenAIはGPT-4oをGPT-4の正統な後継者と位置付けています。文章作成、プログラミング、STEM分野の能力でGPT-4を上回るだけでなく、最近のアップデートによって指示追従能力や問題解決力、自然な会話の流れもさらに強化されています。
なお、開発者向けのAPIアクセスに関しては、4月30日以降も引き続きGPT-4を利用可能であると案内されています。
リリースノートの中で同社は、GPT-4がChatGPTの進化における極めて重要な転換点だったと振り返り、そのブレークスルーと得られた知見がGPT-4oの土台になったと感謝を述べています。
控える新モデルのラッシュ
今回の引退劇の背景には、OpenAIが大量の新型モデルの投入を控えているという事情もあります。
TechCrunchによると、リバースエンジニアのTibor Blaho氏が金曜日に投稿した画像から、o3、o4-mini、そしてnanoやminiを含むGPT-4.1シリーズの存在が浮上しています。
2月にはGPT-5への足がかりとなるGPT-4.5の研究プレビュー版が公開されたばかりであり、ChatGPTのラインナップ再編は必然的な流れと言えます。
なぜ重要か
一般ユーザーや業務利用者にとって、今回の移行にネガティブな要素はほぼありません。かつて最先端だったGPT-4も、現在の基準では応答が遅く、すでに多くのユーザーがGPT-4oへ移行済みだからです。
OpenAIにとっては、旧世代の大規模モデルをWebUIで維持し続けるサーバーリソースの無駄を省く狙いがあります。推論コストの高い古い基盤を整理し、これから登場するo3やGPT-4.1といった新モデル用の計算資源を確保できます。
登場からわずか2年で金字塔的モデルが旧世代扱いとなるスピード感は、AI業界の激しい生存競争を象徴しています。過去の功績に執着せず、合理的により安く速いモデルへ集約するOpenAIの判断は極めて堅実です。
情報源 (1)
- engadget.com(新しいタブで開きます)原文engadget.com