OpenAI、Codexに職種別プラグインとWebアプリ生成「Sites」を追加
OpenAIはCodex向けにデータ分析や営業など6つの職種別プラグインと、対話型WebサイトをURLで共有できる「Sites」プレビュー版を発表した。週間ユーザー500万人のうち非開発者の伸びが急増しており、コードを書かずにダッシュボードや社内ツールを作成・共有できる。

プログラミング専用ツールだった Codex を、いま最も熱心に使い始めているのはエンジニアではありません。
OpenAI によると、Codex の週間アクティブユーザー数は 500 万人を突破しました。注目すべきは、アナリストや営業、デザイナー、投資銀行員などの非エンジニア層が全体の約 20% を占め、開発者の 3 倍以上のスピードで急増している点です。この変化を受け、OpenAI は職種別プラグイン、共有可能な Web アプリを生成する Sites、インライン注釈機能 Annotations を一挙に発表しました。
62 種類の業務アプリを束ねる職種別プラグイン
今回投入された職種別プラグインは、データ分析、クリエイティブ制作、営業、プロダクトデザイン、株式投資、投資銀行の 6 つです。
これらのプラグインには、合計 62 種類の人気アプリと 110 のスキルが最初から組み込まれています。例えば営業向けでは Salesforce、HubSpot、Clay、Slack などと連携し、有望案件の抽出や商談準備、顧客情報の更新を Codex 上で完結できます。投資銀行向けでは FactSet、LSEG、PitchBook、Moody's などのデータを参照し、類似企業分析や提案資料の作成を支援します。
プラグインは導入後すぐに利用でき、自社独自の業務フローに合わせたカスタム作成も可能です。法務や戦略コンサル、企業財務向けのプラグインも順次追加される予定です。
URL で共有できる対話型アプリ Sites
ビジネスおよびエンタープライズ向けにプレビュー公開された Sites は、Codex に指示するだけで対話型の Web サイトやダッシュボードを生成し、社内に URL で共有できる機能です。
何枚ものシートに分かれた財務モデルを渡す代わりに、Codex に変数を動かせるシミュレーターを作らせたり、大口顧客向けの専用進捗ポータルを生成したりできます。Vercel、Replit、Webflow、Wix などともエコシステム構築を進めています。
あわせて追加された Annotations により、生成された Web サイトやドキュメントの一部を範囲指定し、フォントの変更や根拠の確認といったピンポイント修正が可能になりました。最初からすべてやり直す必要がなくなります。
なぜ重要か
私たちは、この動きが Codex を単なるコーディング支援から、全社規模のナレッジワーク基盤へと脱皮させる決定打になると考えています。
一般のビジネスパーソンにとって、アイデアを動く成果物に変えるハードルは劇的に下がりました。社内のエンジニアに依頼することなく、営業やアナリストが自分専用のダッシュボードや顧客向けツールを数分で立ち上げられます。すでに企業向けプランを契約している組織なら、すぐに試す価値があります。
一方で、既存の SaaS ベンダーにとっては警戒すべき展開です。Codex が Salesforce や Tableau を束ねる単一の操作窓口になれば、個別ツールの滞在時間は激減し、各ベンダーは裏方のデータ保管庫に押し込まれかねません。また、62 も及ぶツールと権限を接続することで生じるアクセス制御や情報漏洩のリスク管理は、導入企業にとって重い課題になるはずです。
情報源 (1)
- openai.com(新しいタブで開きます)原文openai.com