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OpenAIが独自ブラウザを開発中と報道:ChatGPTを軸にChromeへ挑む

公開 拡散指数 60

ロイターなどの報道によると、OpenAIがGoogle Chromeに対抗する独自のAIブラウザを開発しており、数週間以内に登場する可能性がある。チャットボットとの対話を軸に据え、リンクをクリックする代わりにAIが直接回答する仕組みだ。Googleの検索やデータ収集の牙城に切り込む狙いだが、長年定着したChromeの牙城を崩すのは容易ではない。

OpenAIが独自ブラウザを開発中と報道:ChatGPTを軸にChromeへ挑む
画像:theverge.com

モデルのベンチマーク競争が続く中、OpenAI はインターネットの入り口そのものを奪いに動き出しました。

ロイター通信の報道によると、OpenAI は米 Google の「Chrome」に対抗する独自の AI ウェブブラウザを開発しており、数週間以内にも一般公開される可能性があります。さらに、現在進行中の反トラスト法関連の裁判で Google に Chrome の売却命令が下された場合、OpenAI は買収を検討する意向すら示していると報じられています。

ChatGPT と自律型エージェントをブラウザに直結

OpenAI はゼロからブラウザ基盤を作るわけではありません。新ブラウザは、Google のオープンソース基盤である「Chromium」を採用する見込みです。Microsoft Edge や Opera と同様のエンジンを使うため、既存のウェブサイトや拡張機能との互換性は最初から確保されると見られます。

最大の特徴は、ネイティブに統合された ChatGPT インターフェースです。利用コストを抑えたモデルが組み込まれ、ユーザーが検索窓にキーワードを入れてリンクをクリックして回るのではなく、AI に直接質問して答えを得るスタイルを前提に設計されています。

米 The Verge が伝えた関係者の話によると、OpenAI は自社の自律型 AI エージェント「Operator」をブラウザに内蔵することを計画している模様です。単にウェブページを要約するだけでなく、ユーザーに代わってフォームに入力したり、レストランの予約を完了させたりといった実作業をブラウザ上で肩代わりさせる狙いです。

OpenAI がブラウザ開発を視野に入れていた伏線は以前からありました。米 The Information は昨年、OpenAI がかつて Chrome の立ち上げで中心的な役割を果たした技術者 2 名を採用したと報じていました。ChatGPT に検索機能を統合した今、専用ブラウザの投入は自然な流れと言えます。

Google の本丸である広告エコシステムを狙う

AI ブラウザに目をつけたのは OpenAI だけではありません。今週には AI 検索の新興企業 Perplexity も、月額 200 ドルの有料会員向けに Chromium ベースのブラウザ「Comet」を発表したばかりです。

しかし、OpenAI の規模は桁違いです。ロイターによると ChatGPT のアクティブユーザー数は 5 億人に達しています。その一部でも自社ブラウザに誘導できれば、Google の検索広告とデータ収集網に致命的な風穴を開けることになります。

Google の親会社 Alphabet の収益の大半は広告であり、Chrome はユーザーの行動データを集めて広告を最適化する最重要ツールです。OpenAI のブラウザがユーザーを個別のウェブサイトに誘導せずチャット内で完結させれば、Google の収益源は削られ、逆に OpenAI はモデル改善に必要なユーザー行動データを手に入れることができます。

なぜ重要か

私たちは、このブラウザが Operator による作業自動化をどこまで実用レベルで実現できているかが最大の試金石になると考えています。もし予約や複数サイトをまたぐデータ入力が本当に手放しで任せられるなら、デスクワーカーや日常的にウェブ作業を行うユーザーは今すぐ試す価値があります。

Chromium をベースに選んだ点は賢明で、表示崩れや拡張機能の非互換といった問題を回避できます。一方で最大の壁は、人々の長年の利用習慣です。Chrome は Android に標準搭載され、Windows でも圧倒的なシェアを持っています。かつて Microsoft が Edge を強引に推進しても Chrome を崩せなかったように、単に AI が喋るだけのブラウザではデフォルト設定を変更させる動機として弱すぎます。

また、ユーザーがウェブサイトを踏まなくなることは、広告収入に頼るメディアやコンテンツ提供者にとっては大きな痛手です。OpenAI が Chrome の牙城を崩せるかは未知数ですが、検索窓主導のウェブ体験が根本から変わりつつあることは間違いありません。

情報源 (3)

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    reuters.com(新しいタブで開きます)原文reuters.com
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