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Notion、自律型「Custom Agents」を提供開始:Slackやメールを横断して業務を自動化

公開 拡散指数 41

Notionは業務を自律処理する「Custom Agents」のパブリックベータを開始した。NotionやSlack、メールなどを連携させ、指示とトリガーを設定するだけでタスクの振り分けやレポート作成を代行する。ビジネスおよびエンタープライズプラン向けに提供され、2026年5月3日まで無料。

画像:notion.com

多くのチームにおいて、日々の業務時間を最も削っているのは意思決定そのものではなく、チャットツールで同じ質問に何度も答えたり、タスクを手作業で振り分けたりする作業です。

Notion は、ビジネスプランおよびエンタープライズプラン向けに「Custom Agents」のパブリックベータ版を提供開始しました。これは Notion 内にとどまらず、Slack やメール、Google カレンダー、Figma、Linear、独自の MCP サーバーを横断して自律的に働く AI チームメイトです。

職務記述書を書くだけで AI が動き出す

エージェントの作成に複雑なプログラミングは不要です。簡単な職務記述書を入力してトリガー条件を設定するだけで、AI が自ら指示内容を整理し、必要なツールを連携させます。

先行テスト期間中にはすでに 2 万 1000 件以上のエージェントが作成されました。Notion 社内ではすでに従業員数を超える数のエージェントが稼働しており、共同創業者が作成した製品フィードバック振り分け用エージェントが最も頻繁に使われています。

すでに導入企業でも具体的な成果が出ています。米フィンテック企業の Ramp では 300 以上のエージェントが稼働し、製品ロードマップの質問に答える専用アシスタントが活躍しています。また、Remote では社内 IT ヘルプデスクをエージェントに任せることで週 20 時間の削減に成功しました。

外部ツール連携と従量課金への移行

今回の最大の特徴は、Model Context Protocol を通じた外部環境との接続性です。Slack で飛んできた要望を検知し、Notion のデータベースに整理したうえで、担当者に通知を回すといった一連の流れを自動化できます。

暴走を防ぐため、エージェントが行った変更をワンクリックで元に戻せる機能や、実行ログの確認、プロンプトインジェクション対策も用意されています。

料金体系にも新しい動きがあります。この Custom Agents は 2026 年 5 月 3 日までベータ期間として無料で利用できますが、5 月 4 日以降は消費量に応じた「Notion Credits」を購入するアドオン形式へ移行します。既存のシート単価や通常の Notion AI 機能はそのまま維持されます。

なぜ重要か

私たちは、Notion が単なる文書管理ツールから、業務全体を統括する能動的な司令塔へと脱皮を図った重要な一手だと考えています。

各社がチャット画面を自社アプリに埋め込むだけの AI 機能を乱発するなか、Notion は社内ナレッジの集約拠点という強みを生かし、他社製ツールへ命令を飛ばす基盤の座を狙っています。MCP をサポートしたことで、自社固有のシステムとも柔軟につながる点は競合にとって大きな脅威になるはずです。

ビジネス向けプランをすでに契約している企業なら、5 月初旬までの無料期間中に試さない手はありません。特に総務への問い合わせ対応や、散らばりがちなタスクの自動仕分けなどは、導入直後から目に見えて効果を実感できるはずです。

一方で注意すべきは、クレジット制によるコスト管理とセキュリティです。バックグラウンドで常に走るエージェントが増えれば、利用枠の消費ペースを厳格に管理しなければ想定外の請求につながる懸念があります。さらに、外部メールや Slack を読み込ませる以上、悪意ある指示を含んだメッセージによるインジェクション攻撃のリスクは常につきまといます。便利さの裏で、適切なアクセス権限の設定がこれまで以上に問われることになりそうです。

情報源 (1)

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    notion.com(新しいタブで開きます)原文notion.com

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