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MidjourneyがWeb上で直接画像生成可能に、ただし「1万枚生成」の古参限定

公開 拡散指数 52

MidjourneyはDiscordを介さずにWebサイト上で直接画像を生成できるAlpha版のテストを開始した。コマンドを入力せず視覚的なUIで画像比率などを調整できるのが特徴だ。ただし現在は累計1万枚以上を生成したユーザー限定で、今後1カ月で対象を拡大する予定だという。

MidjourneyがWeb上で直接画像生成可能に、ただし「1万枚生成」の古参限定
画像:x.com

Midjourneyを使ったことがある人なら、Discordの流れるタイムラインで自分の画像を見失ったり、縦横比を変えるために暗号のようなパラメーターを手打ちした経験があるはずです。

現在1750万人以上のDiscordサーバー参加者を抱える画像生成AIの筆頭、Midjourneyが、ついに公式サイトmidjourney.com上で直接画像を生成できるAlpha版ウェブサイトのテストを開始しました。

ただし、現時点でアクセスできるのは、これまでに1万枚以上の画像を生成したヘビーユーザーのみに限定されています。Discord上で「/info」コマンドを打てば自分の生成数を確認できます。海外メディアの検証では、通常生成が8383枚、低速モードが5041枚のアカウントでも利用できたと報告されています。公式アナウンスによると、今後1か月をかけて対象者を拡大していく予定です。

コマンド不要、スライダーで直感設定

公開されたウェブ画面は余白を活かしたミニマルなデザインで、他のユーザーの作品が並ぶExploreタブが迎えてくれます。

最大の変化はプロンプトの入力体験です。上部のImagineバー右側にある設定アイコンを開くと、ビジュアル化された設定パネルが表示されます。

これまでのように横長画像を作るために「--ar 4:3」といったパラメーターを手動入力する必要はなく、メニュー内のLandscapeをクリックするだけで自動適用されます。プロンプト欄が不要な文字列で散らかりません。

左側のナビゲーションからは、過去に生成した全画像を時系列のグリッドで確認でき、現在進行中の生成ジョブも確認可能です。さらに、Discordでお気に入り登録した画像の一覧、steampunkといったキーワードで公開画像を検索できる検索バー、明暗モードの切り替えボタン、モデル改善用の画像2択評価機能なども備わっています。

ヘビーユーザーのNick St. Pierre氏によると、今後はフォルダ分け機能やiOS向けアプリの提供も予定されているとのことです。ただし現状では、ログインに依然としてDiscordアカウントが必要な点や、ウェブ側で生成した画像がDiscordのDM側には同期されない点など、移行期ならではの制限も残っています。

なぜ重要か

今回のアップデートは、Midjourneyが一部のギーク向けツールから、一般のクリエイター向け本格制作ツールへと脱皮するための決定的な一歩と言えます。

ユーザー視点では、Discord特有の使いにくさやコマンド暗記のハードルが解消される意味は非常に大きいです。1万枚という制限があるため今すぐ試せる人は限られますが、一般開放されればデザイン業務への導入ハードルは一気に下がるでしょう。

業界全体で見れば、先週公開されたデザイナー向け画像生成ウェブサービスVisual Electricなど、優れたUIを売りに台頭してきた競合への強烈な牽制になります。画像クオリティで定評のあるMidjourneyが使いやすい専用ウェブUIを標準装備してしまえば、同社のモデルやプロンプト生成を単にWeb画面でラップしていたサードパーティ製サービスは厳しい立場に追い込まれると私たちは見ています。

大量生成実績のあるコアユーザーだけに絞って負荷テストを行い、同時にモデル学習用の比較データを集めるやり方は巧妙です。一方で、依然としてDiscordアカウントに依存している点や、クリエイターからの著作権侵害訴訟を抱えている点など、本格的な商業プラットフォームとして自立するまでには、まだクリアすべき課題が残されています。

情報源 (2)

  1. [1]
    @nickfloats(新しいタブで開きます)原文twitter.com
  2. [2]

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