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Metaの新AIアプリ「Muse」、初動でChatGPT超え 米加で180万ダウンロード

公開 拡散指数 38

調査会社Apptopiaの推計によると、MetaのAIアプリ「Muse」は公開から12日間で米加のiOSで180万回ダウンロードされ、ChatGPT初期の130万回を上回りました。米国の1日あたりアクティブユーザー数も64万2000人に達し、App Storeで首位に浮上。利用者の95%以上がFacebookユーザーでした。

Metaの新AIアプリ「Muse」、初動でChatGPT超え 米加で180万ダウンロード
画像:techcrunch.com

ChatGPTが初めてモバイルアプリを公開した際、その成長速度は驚異的なものとして受け止められました。しかし、Metaのソーシャルプラットフォームという巨大な基盤が動き出すと、初期の数字はあっさりと塗り替えられたようです。

市場調査会社Apptopiaの最新推計によると、Metaの新しい単体AIアプリ「Muse」は、米国とカナダでのリリース後12日間において、ChatGPTの初期実績を上回るダウンロード数とアクティブユーザー数を記録しました。

リンゴ同士で比較しても上回る初期スピード

両者のローンチ戦略は大きく異なります。ChatGPTは当初グローバル展開でしたがiOS限定でした。一方のMuseはiOSとAndroidの両方に対応しているものの、配信地域は米国とカナダに限定されています。

そこでApptopiaは公平に比較するため、両アプリのリリース後12日間における米国およびカナダのiOSデータのみを抽出しました。その結果、ChatGPTの130万件に対し、Museは180万件のダウンロードを記録しました。

デイリーアクティブユーザーの差はさらに顕著です。同時期の米国iOSにおけるDAUは、ChatGPTの23万1000人に対してMuseは35万9000人に達しました。Androidを含めた米国全体のDAUでは、Museは64万2000人に上ります。

全プラットフォーム合算では、Museは12日間で世界累計280万インストールを達成しました。Business Insiderの報道によると米国のApp Store総合ランキングで1位を獲得し、ChatGPTを抜きました。調査会社Appfiguresも早い段階での100万ダウンロード突破を伝えています。

Threadsの再現を狙う巨大導線

この勢いを支えているのは、Metaの比類なき相互プロモーションです。Apptopiaの分析では、Muse利用者の95パーセント以上がFacebookユーザーであり、63パーセントがInstagramユーザーでした。

5億人以上のユーザーを抱えるまでに成長したThreadsと同様に、MetaはFacebookやInstagram、さらにはWhatsAppとの連携をテコにして利用者を送り込んでいます。なお、Meta自身はMuseの公式な導入数値をまだ公表していません。

なぜ重要か

一般ユーザーにとって、Museを今すぐ試す価値があるかどうかは、日常的にMetaのソーシャルアプリを使っているかにかかっています。普段のチャットやフィードの延長線上で手軽にAIを使いたい人には便利ですが、高度な推論や専門的なコーディングを求める層にとっては、既存の専用ツールを完全に置き換えるものではありません。

業界全体にとって、今回の数字は流通基盤の恐ろしさを再認識させるものです。どんなに先端的なモデルであっても、日常のコミュニケーションの導線を押さえているプラットフォーム企業が本気配備を始めれば、獲得スピードで追い越されるリスクがあります。

Metaの戦術は極めて合理的で、Threadsで成功した漏斗型の集客をAI領域にそのまま持ち込みました。ただし、利用者の9割以上がFacebookユーザーであるという事実は、現時点では自社経済圏内の回遊に依存している証拠でもあります。物珍しさで入ってきた層が、日常的な道具として定着するかどうかが次の関門になります。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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