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メルセデス・ベンツが人型ロボット導入へ:Apptronik製「Apollo」で部品搬送を自動化

公開 拡散指数 33

ロボット企業のApptronikはメルセデス・ベンツと提携し、人型二足歩行ロボット「Apollo」の工場実証を開始したと発表した。まずはハンガリー工場で、作業員への部品搬送や検査などを担当する。既存の生産ラインを改修することなく、人手不足が深刻な重労働を補う狙いだ。

メルセデス・ベンツが人型ロボット導入へ:Apptronik製「Apollo」で部品搬送を自動化
画像:theverge.com

自動車工場の生産ラインで最も人手を要する作業に、ついに二足歩行ロボットが投入され始めました。

ロボット開発の新興企業Apptronikは3月15日、メルセデス・ベンツと商用契約を締結したと発表しました。同社の二足歩行ヒューマノイドロボット「Apollo」を使い、製造現場における低スキルで身体的負担の大きい反復作業の自動化に向けた実証実験を行います。

契約金額やテストに投入されるApolloの具体的な台数は公表されていません。

まずは部品の搬送と検査から

メルセデス・ベンツがまず検証するのは、Apolloが部品を検査し、組み立てラインの人間の作業員まで届ける一連の搬送タスクです。

Apolloは身長約173cm(5フィート8インチ)、体重約72.5kg(160ポンド)で、最大約25kg(55ポンド)の荷物を持ち上げることができます。親しみやすい表情ディスプレイを備え、既存の人間の作業環境に合わせて設計されています。

フィナンシャル・タイムズによると、実証実験の舞台はハンガリーにあるメルセデスの工場です。

ハンガリーでは西欧への労働力流出による深刻な人手不足が続いており、同社やアウディは2016年頃から労働力確保の難しさを訴えていました。メルセデスの生産責任者であるJörg Burzer氏は、ロボットで単純重労働の穴を埋め、熟練工を高品質な車両製造に集中させたいと説明しています。

Apptronikによれば、人型ロボットの最大の強みは工場設備を大幅に改修せずに導入できる点にあります。従来の産業用ロボットのように安全柵を設けたり搬送レールを敷いたりせず、人間の通路をそのまま歩行できます。

同様の動きは加速しており、1月にはBMWがFigure 01を米サウスカロライナ工場に導入すると発表したほか、テスラもOptimusを自社工場でテストし、アマゾンはAgility RoboticsのDigitを倉庫で試験運用しています。

なぜ重要か

メルセデスの狙いは非常に現実的だと見られます。いきなりミリ単位の精密な組み立てを任せるのではなく、搬送や部品補充といった周辺タスクから試している点が賢明です。万が一ロボットが少し遅れても、組み立てライン全体を止めるリスクを最小限に抑えられます。

工場で働く現場の労働者にとっても影響は小さくありません。現時点ですぐに熟練職人の職が奪われるわけではありませんが、過疎化や人手不足に悩む地域の単純作業から順次ロボットへ置き換わっていく流れは決定的になりつつあります。

一方で課題もあります。平坦な工場フロアにおいて、すでに実績のある車輪型搬送車(AGV)ではなく、構造が複雑で高価な二足歩行ロボットをあえて使う経済的合理性がどこまであるのかはまだ証明されていません。BMWやテスラも含め、自動車工場がヒューマノイドの実用性を試す最前線になりつつあります。

情報源 (1)

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    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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