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米国の図書館で「AI回避」講座が大人気:Apple IntelligenceやGeminiの無効化を指南

公開 拡散指数 41

米国の図書館で端末に強制導入されたAI機能を無効化する「Avoiding AI」講座が満席になっていると報じられた。Apple IntelligenceやGeminiの通知や要約機能に疲弊した市民向けにオフの手順を教え、デジタル主権を取り戻す試みだ。

米国の図書館で「AI回避」講座が大人気:Apple IntelligenceやGeminiの無効化を指南
画像:techcrunch.com

米国の公共図書館でいま、スマートフォンに勝手に入り込んでくるAI機能をオフにするためのワークショップ「Avoiding AI(AIを避ける)」が人気を集めています。

フィラデルフィア南部の図書館員チャーリー・ベイリー氏が開いた講座には、約20人の大人が集まりました。参加者は手元のスマートフォンを取り出し、プロジェクターの案内に従って「Apple Intelligence」や「Google Gemini」の機能を一つひとつ無効化する手順を学びました。

「一行のメールを要約しないでほしい」

発端となったのは、メイン州バンゴー公共図書館の司書ハンナ・サイラス氏の取り組みです。普段の「パソコン入門」講座には10人ほどしか来ないのに対し、AIをオフにする講座の案内を出したところ、定員30人の枠が即座に埋まりました。順番待ちが相次ぎ、Zoom配信を含めて各回約70人が参加する事態になったといいます。

図書館の利用客からは、「頼んでもいないのにメールの返信文を勝手に書こうとしてくる」「一行で読めるメールをわざわざ要約してくるのをやめさせたい」といった不満が日頃から寄せられていました。ベイリー氏がフィラデルフィアで同様のイベントを告知した際も、図書館のInstagram投稿に2000件以上のいいねと220件のシェアが集まり、追加開催を余儀なくされました。

会場では情報交換も活発に行われました。ある参加者が「Google検索の末尾に『&udm=14』を追加するとAI検索結果を非表示にできる」という小技を紹介すると、ベイリー氏がホワイトボードにそれを書き留める場面もありました。参加者たちからはデータセンターの電力消費や職場でのAI強制に対する懸念が漏れる一方、医療分野でのAIや図書館の文字認識技術などは肯定的に受け止められていました。

なぜ重要か

大手IT企業はOSや検索エンジンのあらゆる場所に生成AIを組み込んでいますが、今回の動きはその押し付けに対する明確な拒否反応を示しています。参加者たちは決してテクノロジー全般を否定しているわけではなく、自分の持ち物をどう使うかという主権を取り戻そうとしています。

利便性の押し売りは、かえってユーザーに強い疲労感を与えています。設定メニューの奥深くに無効化ボタンを隠すような設計は、結果として図書館に人々を駆け込ませ、「AIを避けるためのデジタルリテラシー」という新しい需要を生み出してしまいました。

私たちは、プラットフォーム企業がこの静かな反発を軽視すべきではないと考えます。初期設定で機能を強制し続けるやり方は、先端技術に対するユーザーの信頼を長期的に損なうリスクを孕んでいます。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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