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AI議事録GranolaがRecipes公開:スラッシュで定型プロンプトを即実行

公開 拡散指数 35

AI 議事録アプリの Granola が再利用可能なプロンプト機能「Recipes」を公開した。チャット欄で「/」を入力するだけで定型プロンプトを呼び出せ、単一または複数の会議を横断して実行できる。ChatGPT へ文字起こしをコピー&ペーストする手間を省き、会議前中後の定型業務を効率化する。

AI議事録GranolaがRecipes公開:スラッシュで定型プロンプトを即実行
画像:techcrunch.com

長時間のミーティングが終わった後、議事録のテキストをわざわざコピーして ChatGPT や Claude に貼り付け、同じようなプロンプトを投げてタスクを整理する。そんな作業を繰り返している人は少なくありません。

AI 会議メモツールの Granola は 9 月 30 日、よく使うプロンプトを定型化して呼び出せる新機能「Recipes」を発表しました。

スラッシュを入力するだけでプロンプトを呼び出す

Recipes は、チャット画面で「/」を入力し、テンプレートの名前を打ち込むだけで呼び出せるショートカット機能です。

Poe のカスタム bot やブラウザの Dia、Opera Neon が採用している自動化カードのように、使い慣れたプロンプトを保存して何度でも再利用できます。

特徴的なのは、1 回の会議だけでなく、複数の会議にまたがるコンテキストを参照できる点です。これにより、数週間にわたる定例会議の中で特定の課題がどう変化したかを一度に比較させるといった使い方が可能になります。

ユーザー自身が作成して他の人と共有できるほか、Granola 側も効果的なプロンプトの作成ガイドや、事前に用意されたテンプレートライブラリを提供しています。ライブラリは会議前、会議中、会議後の 3 つのフェーズに分類されています。

外部チャットツールへのコピペを減らす

Granola の共同創業者である Chris Pedregal 氏によると、多くのユーザーが議事録を ChatGPT や Claude に移して質問していた現状を受けてこの機能を開発したといいます。

Fireflies や Fathom、Circleback など、会議メモツールでプロンプトを用いた分析やテンプレートを提供する競合はすでに存在します。しかし、それらの多くは会議が終わった後にしか機能しません。

Recipes であれば、Granola が持つコンテキストをそのまま引き継いだ状態で独自のプロンプトを実行できます。

現在は Granola 内の会議データのみを対象としていますが、今後は外部サービスと連携してさらに広いコンテキストを取り込めるよう開発を進める予定です。

なぜ重要か

プロンプトのショートカット自体は珍しい技術ではありませんが、会議メモツールの中に直接組み込んだ点は非常に合理的だと考えられます。

これまでの議事録 AI は、文字起こしの精度や機械的な全体要約のわかりやすさを競い合ってきました。しかし、ユーザーが本当に欲しい要約の形式は職種や業務によって異なるため、結局は外部の AI チャットにデータを移す二度手間が発生していました。Granola はその離脱ポイントをうまく塞ぎにきています。

さらに、会議後だけでなく「会議前」「会議中」のテンプレートを用意し、複数会議のログを横断して検索・処理できるようにしたアプローチは、実務の流れをよく理解した設計です。

現時点での課題は、参照できる情報が Granola 内の会議ログに限られていることです。実際の業務ではドキュメントやチャットツールの情報も判断材料になるため、外部連携がどこまで早く形になるかが今後の使い勝手を左右するはずです。それでも、日々同じような指示文を手入力して会議録を整理していた人にとって、試す価値が十分にあるアップデートといえます。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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