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Google、英国で検索の「AI Mode」を提供開始:Gemini 2.5で複雑な質問に対応

公開 拡散指数 36

Googleは英国向けに検索の新機能「AI Mode」の展開を開始した。カスタム版Gemini 2.5を搭載し、複雑な長文の質問を複数のサブトピックに分解して同時検索する「クエリファンアウト」技術を採用。テキストに加え音声や画像入力にも対応し、ウェブ版やアプリの専用タブから利用できる。

Google、英国で検索の「AI Mode」を提供開始:Gemini 2.5で複雑な質問に対応
画像:blog.google

これまで Google で何かを調べる際、私たちは自然な思考をわざわざ無機質なキーワードの羅列に変換して入力してきました。

Google は 7 月 28 日、英国で新機能「AI Mode」の提供を開始しました。検索結果ページ上部の新しいタブとして、また iOS および Android 版の Google アプリ内で順次利用可能になっています。

複雑な問いを分解するクエリファンアウト技術

AI Mode の頭脳には、カスタマイズされた最新の Gemini 2.5 モデルが採用されています。これまで何度も検索をやり直す必要があった、複雑で条件の多い質問への対応に特化しています。

初期ユーザーの入力クエリの長さは、従来の 2〜3 倍に達していると Google は明かしています。旅行の計画や商品の比較、難解な手順の確認など、自然な話し言葉で長文の質問をそのまま投げることが可能です。

内部では「クエリファンアウト」と呼ばれる技術が動いています。ユーザーの質問を複数のサブトピックに自動分解し、裏側で膨大な検索を同時に走らせることで、ウェブの奥深くから関連性の高い情報をまとめ上げます。

入力はテキストだけでなく、マイクアイコンからの音声入力や、カメラで撮影した写真を使ったマルチモーダルな質問にも対応しています。

自信がないときは従来の検索結果へ逃がす仕組み

AI のハルシネーション対策として、AI Mode は Google 既存の検索品質・ランキングシステムと密接に連携しています。

生成内容の確信度が低い場合には、無理に AI 回答を作らず、従来のウェブ検索結果一覧を表示する仕様を採用しました。

また、ウェブサイトへの送客にも配慮したとアピールしています。AI 概要を経由したクリックは訪問先での滞在時間が長く、より質の高いトラフィックを外部サイトへ届けていると Google は主張しています。

なぜ重要か

一般ユーザーにとって、AI Mode は調べ物の手間を劇的に減らす実用的な機能です。複数のタブを行き来しながら条件をすり合わせていた作業を AI が肩代わりしてくれるため、該当地域にいるならすぐに試す価値があります。

検索業界の視点では、Perplexity などの新興 AI 検索勢力に対する Google の本格的な防衛策と言えます。検索トップを全面刷新するのではなく「タブ」として切り離したことで、既存の広告ビジネスを守りつつ、ヘビー層の離脱を防ぐ狙いが見えます。

質問を分解して大量の並列検索を走らせるアプローチは、非常に巧みだと考えられます。モデル単体の知識に頼り切らず、Google 最大の強みである検索インデックスを活用することで精度の担保を図っています。

一方で、ウェブパブリッシャーとの摩擦は避けられません。いくらクリックの質を強調しても、AI が画面上で結論を出してしまえば一次情報源へのアクセスが減るのは確実であり、エコシステムとの緊張関係は今後さらに深まりそうです。

情報源 (1)

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    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google

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