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Google、「NotebookLM」にGemini Proを導入 米国で一般公開

公開 拡散指数 41

米GoogleはAIリサーチ・ノートツール「NotebookLM」にGemini Proを導入し、米国の18歳以上のユーザー向けに一般公開した。チャット回答をピン留めできるノートボードや、文脈に応じた自動提案など10以上の新機能を追加。ユーザーの個人データは学習に使用されないとしている。

Google、「NotebookLM」にGemini Proを導入 米国で一般公開
画像:blog.google

大量のPDFやリサーチ資料を前にして、AIにまとめてもらいたいけれどハルシネーション(嘘の回答)が怖い、と感じたことがある人は多いはずです。

Googleは12月8日、実験的ノート作成ツール「NotebookLM」にGemini Proを導入し、米国で18歳以上の全ユーザー向けに提供を開始したと発表しました。7月に初期テスター向けに公開されて以来、待機リスト制で運用されていましたが、今回から一般開放され、10以上の新機能が追加されています。

NotebookLMの最大の特徴は、ユーザーがアップロードした資料だけを情報源として回答を組み立てる「ソース・グラウンディング」にあります。

読む、メモする、書くをひとまとめに

今回のアップデートでは、資料の読解からアウトプットまでの流れをスムーズにする機能が多数盛り込まれました。

まず、作業画面に新しい「ノートボード」が追加されました。AIとのやり取りで得た回答や資料の抜粋、自分自身のメモを付箋のようにピン留めできます。また、回答に付く引用リンクをクリックすると、元の資料の該当箇所へ直接ジャンプして前後の文脈を確認できるようになりました。

さらに、ユーザーの行動に合わせた「アクション提案」機能も導入されました。資料の難解な一節を選択すると自動で要約や用語解説の作成を促してくれたり、メモを書いている最中に文章の推敲や関連アイデアの引用を提案してくれたりします。

集めたメモを複数選択して、テーマ別のアウトライン、学習ガイド、メールマガジン、企画書の下書きなどにワンクリックで再構成することも可能です。作成した文書はそのままGoogleドキュメントへ書き出せます。

なお、Googleはユーザーの個人データやアップロードした資料をモデルの学習には使用しないと明記しています。

なぜ重要か

GoogleがGemini ProをNotebookLMに組み込んだことは、AI時代のオフィスツールがどの方向へ進むかを示す重要な一手だと考えます。

ChatGPTのような汎用チャットは便利ですが、専門的な資料を読み込ませた際に勝手な推測を交えてしまうリスクが常にありました。NotebookLMのように回答範囲を「自分が持ち込んだ文書」に厳密に制限し、出典確認の手間を極限まで減らす設計は、研究者やナレッジワーカーにとって極めて実用的です。

プロンプトを工夫しなくても、テキストを選択するだけでAIが次の行動を提案してくれるインターフェースは非常にスマートです。チャット画面とエディタを行き来するストレスを減らす工夫が随所に見られます。

一方で、持ち込んだ資料自体の質に結果が完全に左右されるという制約は残ります。現時点では米国内限定の実験的プロジェクトという位置づけですが、今後Google Workspace全体にこの仕組みが組み込まれていけば、ビジネスパーソンの資料作成の常識を塗り替える存在になりそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google

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