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Google、DocsやSheetsにGemini新機能を追加 メールやファイルから自動生成

公開 拡散指数 49

GoogleはGoogle AI UltraおよびProユーザー向けに、Docs、Sheets、Slides、Driveで利用できるGeminiの新機能を発表した。メールやドライブ内のファイルを参照して文書の下書きやフォーマット再現、スプレッドシートへのWebデータ自動補完などが可能になる。現在は英語環境向けに提供され、Drive機能は米国限定となる。

Google、DocsやSheetsにGemini新機能を追加 メールやファイルから自動生成
画像:blog.google

白紙のドキュメントや空のスプレッドシートを前にして手が止まる時間は、誰にとっても大きなストレスです。Googleがそのハードルを本格的に取り払いにきました。

Googleは3月10日、Docs、Sheets、Slides、DriveにGeminiを活用した複数の新機能をベータ版として提供開始したと発表しました。対象はGoogle AI UltraおよびProの加入者です。Docs、Sheets、Slidesは全世界で英語向けに展開され、Drive向け機能はまず米国で提供されます。

今回のアップデートの目玉は、Geminiが単なるチャットボットにとどまらず、GmailやChat、Drive内の個人データと直接連動して作業を代行する点にあります。

メールの予約情報を拾って自動レイアウト

Docsには、複数人で執筆した原稿のトーンを自動で統一する「Match writing style」が追加されました。さらに便利なのが「Match doc format」です。旅行の旅程表テンプレートを指定すると、GeminiがGmailから航空便やホテル、レンタカーの予約情報を探し出し、枠組みに合わせて自動入力してくれます。

文書の一部分だけを指定してトーンを調整したり、内容を肉付けしたりすることも可能で、全文を再生成する手間が省けます。

Sheetsで特に目を引くのが「Fill with Gemini」という新機能です。Web検索と連携したインテリジェントなオートフィル機能のような仕上がりになっています。

たとえば大学の進学先候補リストを作る際、学費や出願期日といった列を用意して下にドラッグするだけで、GeminiがGoogle検索から最新データを拾ってセルを埋めてくれます。シカゴへの引越し準備を依頼すれば、受信トレイにある引越し業者の見積もりを自動で整理した比較シートを作ることも可能です。

Slidesでは全体の配色やテーマに合わせた編集可能な単一スライドの生成が可能になり、Driveの検索結果トップには参照元リンク付きの「AI Overview」が表示され、ファイルを開かずに要点を確認できるようになりました。

なぜ重要か

今回の動きでGoogleが極めて巧みなのは、自社最大の強みである「個人のコンテキスト」をフル活用してきた点だと考えます。

一般的なAIチャットは一般的な文章を作るのは得意ですが、ユーザーの昨日のメール内容や受信トレイの見積書までは把握していません。Gmail、カレンダー、Driveのファイルを横断して書類や表を作成できる体験は、スタンドアローンのAIサービスには真似しにくい領域です。

UltraやProの契約者であれば、Sheetsの自動入力機能などは今すぐ試す価値が十分にあります。リサーチの手間を大幅に削れる実用性があります。

一方で懸念されるのは、表形式で綺麗に出力されたデータの真偽確認です。検索結果から拾ってきた数字が最新かつ正確である保証はないため、結局は人間が裏取りをする必要があります。便利さの裏でファクトチェックの負担が増える可能性には注意しておくべきでしょう。

情報源 (2)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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