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Google ColabにAIコーディング機能:Codeyで自然言語からのコード生成に対応

公開 拡散指数 34

GoogleはColabにAIプログラミング機能を追加すると発表した。Codeyモデルを活用し、自然言語からのコード生成や自動補完、内蔵チャットボットによる質問対応を提供する。まずは米国の有料会員から順次提供し、今後は無料ユーザーや他地域へも拡大する。

Google ColabにAIコーディング機能:Codeyで自然言語からのコード生成に対応
画像:blog.google

Pythonを学んだり機械学習のモデルを動かしたりしたことがある人なら、ブラウザ上で手軽にGPUを使えるGoogle Colabのお世話になったことがあるはずです。環境構築なしで強力な計算資源を使えるこのツールは、2017年の登場以来、すでに700万人以上のユーザーに利用されています。

そのColabに、本格的なAIコーディング支援機能が導入されることになりました。Googleは、自然言語からのコード生成、入力中のコード補完、そして専用のチャットボットをColabへ順次追加していくと発表しました。

PaLM 2ベースのCodeyが支援

今回Colabに搭載されるのは、先日のGoogle I/Oで発表されたばかりのPaLM 2をベースにしたコードモデル「Codey」です。Codeyは、許諾条件の明確な高品質オープンソースコードでファインチューニングされており、Colab向けにはPythonやデータ分析用途に特化した最適化が施されています。

ノートブック内には新たに「Generate」ボタンが用意され、プロンプトやコメントを入力するだけで関数全体のコードを一気に生成できるようになります。

また、有料プランの対象ユーザーには、タイピング中にリアルタイムで次のコードを提案する自動補完機能も提供されます。

さらに、ノートブック内にチャットボットが統合されます。「Googleスプレッドシートからデータを読み込む方法は?」や「Pandasのデータフレームをどう絞り込むか」といった疑問を、作業画面から離れることなく直接質問できるようになります。

有料ユーザーから順次提供、無料枠にも拡大予定

提供スケジュールについて、Googleは段階的なアプローチを取っています。

まずは今後数カ月をかけて米国の有料サブスクリプション会員向けに先行展開し、その後に無料プランのユーザーや他地域へ順次拡大していく予定です。

無料枠のユーザーを切り捨てず、将来的にはすべてのユーザーにAI支援を開放する姿勢を示した点は、教育用途や開発者コミュニティを重視するColabらしい方針といえます。

なぜ重要か

ユーザーにとって、ノートブック内でコードの作成からエラーの解消まで完結するのは非常に大きなメリットです。わざわざ外部の検索エンジンやAIツールにコードをコピー&ペーストして質問する手間が省け、作業の思考を中断されずに済みます。

業界全体で見れば、GitHub Copilotを抱えるMicrosoft陣営に対するGoogleの明確な対抗策といえます。VS Codeを中心としたプロ向けIDE市場はMicrosoftが先行していますが、データサイエンスや教育分野におけるColabのシェアは圧倒的です。この入り口にAIを標準搭載することで、次世代のエンジニアや研究者を自社エコシステムにつなぎ止める効果があります。

Colab特化のPythonモデルを用意した判断は、実用性とコストのバランスを考えた賢い選択に見えます。一方で、米国外の無料ユーザーが実際に恩恵を受けられるまでにはタイムラグがあるため、展開が遅れれば他社のAI拡張機能にシェアを奪われる懸念も残ります。

情報源 (1)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google

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