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業界動向

Googleが「Chromebook Plus」発表:399ドルから、OS統合AI機能を標準装備

公開 拡散指数 36

GoogleはAcerやHPなどと共同で新規格「Chromebook Plus」を発表した。399ドルからの低価格帯ながら、ハードウェアスペックの下限を引き上げ、OSレベルで動作するWeb会議のAIノイズ低減や照明補正、Googleフォトの消しゴムマジックを標準搭載した。日常使いのノートPCへ手頃な価格でAI体験を浸透させる試みだ。

Googleが「Chromebook Plus」発表:399ドルから、OS統合AI機能を標準装備
画像:blog.google

安価なノートPCを選ぶ作業は、スペック表の海で溺れるようなストレスがつきまといます。

Googleは10月2日、Acer、ASUS、HP、Lenovoと提携し、新基準のノートPCカテゴリー「Chromebook Plus」を発表しました。価格は399ドルからに設定されています。

発表と同時に8機種の新製品が披露され、米国では10月8日、カナダと欧州では10月9日に発売されます。要件を満たす既存のChromebookにも、数週間以内にOSアップデートで同等機能が提供される予定です。

最低スペックを底上げし、安かろう悪かろうを脱却

Chromebook Plusの最大の特徴は、一定水準以上のハードウェアを必須要件にした点にあります。

プロセッサは第12世代Intel Core i3以上またはAMD Ryzen 3 7000シリーズ以上、メモリは8GB以上、ストレージは128GB以上が義務付けられます。さらにディスプレイはフルHD IPS以上、Webカメラも時間軸ノイズ低減機能を備えた1080p以上に限定されます。

Googleによると、従来機と比較して処理性能、メモリ、ストレージがそれぞれ倍増したとのことです。128GB以上の容量を活かし、Googleドライブのファイルを自動ローカル同期するファイル同期機能も標準搭載され、オフラインでも作業を続けられます。

OSレベルで統合されたAI機能とクリエイティブ環境

ハードウェアの強化に伴い、AIを活用した機能がOSレベルで組み込まれました。

象徴的なのがビデオ通話ツールです。Google Meetだけでなく、ZoomやMicrosoft Teamsなど利用するアプリを問わず、シェルフの操作パネルからAIによる照明補正、ノイズ低減、背景ぼかしを一括適用できます。

GoogleフォトアプリにはPixelでおなじみの「消しゴムマジック」が導入され、HDR効果やポートレートのぼかし調整も可能になりました。Web版Adobe Photoshopや生成AI「Firefly」を搭載したAdobe Expressの3カ月無料特典、動画編集アプリ「LumaFusion」の割引も用意されます。

さらに2024年には、右クリックでのAI文章作成支援や、テキストプロンプトによる壁紙やビデオ背景の自動生成機能も追加される予定です。

なぜ重要か

私たちは、Googleが価格のダンピング競争をやめ、購入体験の分かりやすさと品質保証へ舵を切った点を高く評価しています。

学生や日常的な事務作業が中心のユーザーにとって、399ドルで確実に8GBメモリとIPS液晶、高精細カメラが手に入る価値は非常に大きいです。安価なWindows機にありがちな動作の重さに悩まされることなく、安心して選べる選択肢になり得ます。

業界全体にとっても、低価格帯PCの底上げにつながる一手です。コロナ禍後の需要減速を経て、Googleは低価格機市場でAppleの無印iPadやエントリークラスのWindows機に対抗するための防衛線を再構築したと言えます。

ただし、課題は依然としてブラウザ依存のプラットフォームである点です。いくらローカル同期やAI機能がついたとはいえ、専用デスクトップアプリを多用するユーザーの乗り換え先にはなり得ません。便利ツールにとどまらず、PCとしての本質的な体験をどこまで高められるかが今後の鍵になります。

情報源 (1)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google

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