Google、Chromebook Plus に Gemini 機能を搭載、1年間の無料プランも
Google は Chromebook Plus 向けにシステム全体の文章作成アシストや壁紙生成、Google フォトの「消しゴムマジック」などの AI 機能を発表した。新機種の購入者には Gemini Advanced が使える Google One AI プレミアムが1年間無料で付属する。

Google は、ノート PC 向け OS の ChromeOS において、生成 AI 機能の本格的な統合を進めています。5 月 28 日、上位基準を満たす Chromebook Plus シリーズ向けに、AI アシスタント Gemini を活用した新機能を発表しました。あわせて HP、Acer、Asus から、299 ドルから 699 ドルまでの新端末 6 機種も披露されています。
Chromebook Plus 向け機能と一般モデルの改善
今回の機能強化の中心となるのは Chromebook Plus です。画面下のシェルフに Gemini アイコンが常駐し、ワンクリックで対話を始められるようになりました。
また、文章作成支援ツールがシステム全体で利用可能になりました。PDF やウェブサイト、ウェブアプリ上のテキストを選択し、トーンの変更や要約、書き直しを指示できます。さらに、プロンプト入力による壁紙やビデオ会議背景の生成機能、Google フォト上で被写体の移動や拡大縮小を行い背景を自動補完する消しゴムマジック系機能の Magic Editor も追加されました。
特典として、Chromebook Plus の新規購入者には Google One AI プレミアムプランが 12 か月間無料で提供されます。これには Gemini Advanced の利用権、2TB のストレージ、Docs や Gmail 内での Gemini 連携が含まれます。
通常モデルを含む全 Chromebook 向けにも改善が行われました。初期設定時に Android スマホで QR コードを読み取るだけで Wi-Fi やアカウント設定が引き継げるようになったほか、カレンダーからの Tasks 連携、画面録画の GIF 保存対応、スマホゲームのキーマッピング機能が追加されました。今後は、顔の動きで操作する Project Gameface の統合や、Gemini によるウェブ要約機能なども順次提供される予定です。
なぜ重要か
マイクロソフトが高性能 NPU を積んだ高価格帯の Copilot+ PC を打ち出す一方で、Google は 299 ドルからという手頃な価格帯の Chromebook にクラウド主導の AI を載せる戦略をとってきました。学生や一般的な事務用途のユーザーにとっては、高価なハードウェアを買わずに最新の生成 AI 環境一式が手に入る魅力的な選択肢となります。
特に 12 か月分の AI プレミアムプランを同梱する施策は、ハードウェアの割安感を際立たせる巧みな販促と言えます。ただし、機能の大部分がクラウド処理に依存しているため、オフライン環境では真価を発揮できません。また、無料期間が終了した後にユーザーが有料サブスクリプションを継続するかどうかも今後の課題になりそうです。
情報源 (1)
- techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com