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Googleの「Bard」、ついに画像生成に対応 Imagen 2搭載で無料提供

公開 拡散指数 40

GoogleはAIチャット「Bard」に画像生成機能を追加した。Imagen 2モデルを活用し、有料版ChatGPT Plusとは異なり無料で利用できる。生成画像には電子透かし「SynthID」が埋め込まれ、安全対策も施されている。画像生成のプロンプト入力は現在英語のみ対応する。

Googleの「Bard」、ついに画像生成に対応 Imagen 2搭載で無料提供
画像:theverge.com

これまで画像生成ができるAIチャットといえば、月額20ドルのChatGPT Plus一強という状態が続いていました。

Googleは2月1日、同社のAIチャットボットBardに画像生成機能を追加しました。独自の画像生成モデルImagen 2を統合し、ユーザーはテキストで指示を出すだけで画像を生成できます。ChatGPT Plusと異なり、完全無料で利用できるのが最大の特徴です。

Imagen 2を投入、安全性にも配慮

業界内では、現在開発中とされる最上位モデルGemini Ultraの登場に合わせて画像機能が解禁されるとみられていましたが、GoogleはGemini Pro搭載の現行Bardへの前倒し投入に踏み切りました。

さらにGoogleは、Google Labs上で新しい実験的画像生成ツールImageFXも公開しました。昨年公開されたMusicFXやTextFXに続くクリエイティブツールで、Imagen 2の性能を単体で試しながらエンジニアに直接フィードバックを送ることができます。

著名人のディープフェイク画像がSNS上で拡散され問題視されるなか、Googleは安全対策を強く意識しています。著名人の画像生成を制限したほか、暴力的または性的な描写を遮断するフィルターを実装しました。

また、BardやImageFXで生成されたすべての画像には、電子透かし技術SynthIDがピクセルレベルで埋め込まれます。これにより、人間の目には見えなくてもAI生成画像であることを機械的に判別できるようになっています。

今回のアップデートでは国際展開も大幅に進みました。画像生成プロンプトは現在英語のみの対応ですが、Gemini Pro搭載Bard自体はこれまでの170カ国から230以上の国と地域へ広がり、アラビア語、ベンガル語、タミル語、ウルドゥー語など40以上の言語で利用可能になりました。回答の真偽をネット検索で裏付ける再確認機能も同様に多言語化されています。

なぜ重要か

一般ユーザーやクリエイターにとって、高品質な画像生成が完全無料で使えるようになった意味は小さくありません。ちょっとした挿絵の作成やアイデア出しのために有料サブスクリプションを契約する必要がなくなります。

Googleの戦略としても賢い一手だと考えられます。完成を待つGemini Ultraを待たずに現行モデルとImagen 2を組み合わせたことで、OpenAIに対する最大の機能的ギャップを埋めることに成功しました。無料という価格破壊は、ライト層の囲い込みで強力な武器になります。

一方で懸念もあります。著名人の生成を完全に遮断するなどの安全措置は炎上を防ぐには賢明ですが、表現の幅を求めるユーザーにとっては制約が厳しすぎると感じられる可能性があります。画像生成機能の多言語対応がいつになるかも、日本を含む非英語圏のユーザーにとっては普及の鍵になりそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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