ElevenLabsが「Actor Mode」公開:自分の声でAIの演技や抑揚を演出
ElevenLabsはStudio全ユーザー向けに「Actor Mode」を提供開始した。ユーザーが自分の声を使ってAIボイスのトーンや抑揚、台詞の語り口を直接ガイドできるようになり、音声生成におけるクリエイティブな表現制御が一段と高まった。

テキストプロンプトだけで AI 音声に微妙な感情やニュアンスを指示するのは、これまで運任せの作業になりがちでした。
ElevenLabs は、Studio を利用する全ユーザー向けに新機能 Actor Mode の提供を開始しました。自分の声を使って、AI 音声のセリフ回しや抑揚を直接コントロールできる機能です。
自分の声で AI に演技指導をつける
Actor Mode では、ユーザーが実際に声を出して演技のトーンや間合いを吹き込み、それを手本として AI 音声に台本を読ませることができます。
公開されたデモでは、クリエイターグロースチームの James 氏がシェイクスピアの『ハムレット』のセリフを実演し、人間の抑揚がそのまま AI の出力に反映される様子を披露しました。
現在、Studio の全ユーザーが追加申請なしで利用できます。
なぜ重要か
音声合成において、テキストだけで細かい演技指導を行うアプローチには限界がありました。少し怒りを含ませるといった指示でも、意図したニュアンスが出るまで何度も再生成を繰り返すのが一般的でした。
私たちは、人間の生声を直接ガイドにするこの手法は、クリエイティブの現場にとって非常に実用的だと考えています。声優や映像作家が直感的に演出をつけられるため、ゲームやポッドキャスト制作の調整時間が大きく削れるはずです。
一方で、この仕組みは吹き込むユーザー自身の演技力に左右されます。手本の声の抑揚が乏しければ、そのまま平坦な出力になってしまう点は頭に入れておく必要があります。
情報源 (1)
- @elevenlabsio(新しいタブで開きます)原文x.com