本文へスキップ
IFAI

AIツール

Duolingo、AIビデオ通話機能と探索ミニゲーム「Adventures」を発表

公開 拡散指数 31

Duocon 2024 にて、Duolingo は新機能「Video Call」と探索型ミニゲーム「Adventures」を発表しました。Duolingo Max 会員は人気キャラクターの Lily と英語・スペイン語・フランス語でリアルタイム会話練習ができ、ゲーム内でカフェ注文などの実践的な対話も学べます。

Duolingo、AIビデオ通話機能と探索ミニゲーム「Adventures」を発表
画像:venturebeat.com

語学学習で一番ハードルが高いのは、単語や文法を暗記することではなく、いざという場面で口から言葉が出てこない恐怖感を克服することです。

Duolingoは年次イベント「Duocon 2024」において、この課題をAIで解決する2つの新機能「Video Call」とミニゲーム「Adventures」を発表しました。

人気キャラのリリーとビデオ通話で英会話

新機能のVideo Callは、Duolingoの中でも特に人気の高い毒舌キャラクター「リリー(Lily)」と、リアルタイムで会話ができる機能です。有料プランであるDuolingo Maxの会員向けに提供されます。

この機能のAIは自然な対話をシミュレートするように設計されており、学習者のレベルに合わせて会話の難易度やテンポを自動調整します。生身の人間を相手にするわけではないため、初心者でも緊張せず、プレッシャーのない環境で発話練習ができます。現時点では英語、スペイン語、フランス語のコースに対応しています。

世界観を探索するRPG風ミニゲームも登場

もうひとつの新機能Adventuresは、iOSおよびAndroid向けに展開される探索型ミニゲームです。

ユーザーはDuolingoの世界を舞台に、オスカーやリリーといったおなじみのキャラクターと交流しながらストーリーを進めます。パスポートの入国審査を受けたり、カフェで注文したりといった、実生活で役立つリアルなシチュエーションで語学力を試すことができます。最高事業責任者のBob Meese氏が3月に予告していたゲーム化プロジェクトが、本格的に形になった格好です。

さらに同社は音楽教育分野の拡充も発表しました。ポータブル楽器メーカーのLoogと提携して開発した3オクターブの小型電子ピアノを250ドルで予約販売するほか、ソニー・ミュージックとの提携により人気アーティストの楽曲で練習できるようになります。

なぜ重要か

Duolingoはゲーミフィケーションによって毎日の継続率を高めることには大成功してきましたが、アプリで高得点を取れても実際の会話になると話せないという批判は常に付きまとっていました。

今回AIビデオ通話の相手にリリーを採用したのは、心理的ハードルを下げる上で非常に賢いアプローチだと考えられます。人間の講師相手だと恥ずかしさを感じる人でも、AI相手なら失敗を恐れずに練習できます。また、この機能を高単価なDuolingo Max限定にしたことは、有料会員への転換を促す強力な武器になります。

教育アプリ業界全体にとっても、単なる選択問題の出題から、生成AIを活用した没入型のロールプレイ体験へと軸足が移っていることを示しています。今後は語学学習の現場において、AI相手のシミュレーション練習が標準的な機能になっていきそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    venturebeat.com(新しいタブで開きます)原文venturebeat.com

毎日のAIピックアップ