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業界動向

デルタ航空がAI助手発表:遅延の振替から搭乗口の案内まで支援

公開 拡散指数 36

デルタ航空はCESの基調講演でAIアシスタント「Delta Concierge」を発表した。年内に導入予定で、便の遅延時の再予約や搭乗口までの最短ルート案内を担う。対話ボットにとどまらず、駐機場配分や接続時間短縮など運航実務の効率化にAIを活用する方針だ。

フライトが遅延し、重い荷物を引きずりながら搭乗口まで走り回った経験がある人なら、航空会社ほどハイテクから遠い場所はないと感じたことがあるはずです。

創業100年を迎えたデルタ航空が、ラスベガスの球体型アリーナ「スフィア」で開催されたCESの基調講演で、その現状をAIで変える計画を発表しました。

最大の目玉は、年内にも導入される新しいAIアシスタント「デルタ・コンシェルジュ」です。一般的な質問に答えるだけのチャットボットではなく、遅延した便の振り替え手続きを代行したり、搭乗口までの最短ルートを案内したりする実務をこなします。

チャットボットではなく運航オペレーションの改革へ

デルタ航空のAI戦略は、単なる対話機能ではなく、裏側の運航管理に重きを置いています。

搭乗口の割り当てを最適化したり、乗り継ぎ時間を短縮したりといった現場の課題にAIを投入します。さらにQualtricsと提携し、年間約2億人に及ぶ乗客のフィードバックを分析してパーソナライズされた体験を提供する予定です。

機内エンターテインメントにも手が加えられます。YouTubeとの独占提携により、座席のモニターで広告なしの動画をAIレコメンド付きで楽しめるようになります。

ハードウェア面では、2026年から全座席にBluetooth接続対応の4K HDR QLEDスクリーンを導入する計画です。また、ジョビー・アビエーションと組み、ニューヨークやロサンゼルスで車なら90分かかる空港までの移動を10分に短縮する電動エアタクシーの構想も明かしました。

なぜ重要か

旅行者にとって、遅延時の振り替えや空港内の案内をスマホひとつで自動処理してくれる機能は、実現すれば非常にありがたい存在です。サービスカウンターの長蛇の列に並ばずに済むだけでも、試してみる価値は十分にあります。

業界全体にとっても、目立つだけのチャットAIではなく、空港オペレーションという最も泥臭く複雑な最適化問題にAIを持ち込んだ点は賢いアプローチだと私たちは考えています。

ただし、懸念点がないわけではありません。悪天候などによる大規模なダイヤの乱れが発生した際、AIの自動判断がどこまで正確に破綻せず機能するかは未知数です。本当に頼れるツールになるかどうかは、最も混乱した現場での対応力にかかっています。

情報源 (1)

  1. [1]
    qz.com(新しいタブで開きます)原文qz.com

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