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DaVinci Resolve 21.1公開:AIアシスタントと100以上の新機能を追加

公開 拡散指数 52

Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 21.1を公開した。AIアシスタント機能の統合や静止画写真サポートの拡張に加え、編集者やカラリスト向けに100以上の新ツールや操作コントロールを追加し、プロの映像制作を支援する。

DaVinci Resolve 21.1公開:AIアシスタントと100以上の新機能を追加
画像:x.com

動画エディターなら誰しも、膨大なフッテージの中から目的のカットを探し出す作業の大変さを知っています。これまではそうした雑務を効率化するために、Eddie AI や Nice Touch といったサードパーティ製ツールの助けを借りるのが一般的でした。

Blackmagic Design は X 上の機能紹介動画を通じて、DaVinci Resolve 21.1 を正式にリリースしました。今回のアップデートには 100 以上の新機能や調整項目が含まれており、最大の目玉はネイティブな AI アシスタントの統合です。

AI アシスタントの内蔵と写真編集機能の拡充

これまでは外部ツールを併用する必要があった AI アシスタント機能が、Resolve のワークフローに直接組み込まれました。

動画だけでなく静止画の編集機能も強化されています。RAW 画像のデコード後シャープ処理の改善や、各パラメータごとのリセット機能が追加されたほか、DNG 形式におけるレンズ歪みや色収差、周辺減光の補正に対応しました。

さらに、アルバム内の写真に対して Resolve FX の空置き換え機能を適用できるようになるなど、写真現像ソフトとしての実用性も着実に高めています。

現場の声に応えた 100 以上の細かな改善

新機能の多くは、日々の編集作業で生じる小さなストレスを解消することに費やされています。

マルチカム編集では、ショートカットキーを使って最大 25 アングルの切り替えやカットができるようになり、最大 32 トラックのソース選択にも対応しました。舞台収録やインタビューなど、カメラ台数が多い現場での作業効率が大幅に向上します。

タイムライン上のギャップ(空きスペース)をそのままカット、コピー、ペーストできるようになった点や、マーカーリストを PDF として書き出せる機能、改訂前後の差分を確認できるタイムライン比較ワークフローの刷新など、かゆいところに手が届く改良が目立ちます。

なぜ重要か

ユーザーにとって、今回のアップデートはすぐに試す価値があります。外部の AI ツールを行き来する手間が省けるだけでなく、写真と動画の両方を手掛けるクリエイターなら、Resolve だけで完結できる作業の幅が一段と広がります。

業界全体で見れば、Adobe が Premiere Pro で進める AI 攻勢に対する強力な対抗策となります。一方で、これまで Resolve の隙間を埋めることで成立していたスタンドアロンの AI 編集支援ツールは、厳しい競争に晒されることになりそうです。

Blackmagic のアプローチは非常に堅実だと考えられます。派手な動画生成 AI のギミックに走るのではなく、実作業を直接助ける AI アシスタントと、100 以上の地道な機能改善をセットで届けてきました。プロの制作現場が求めているのは、作業時間を確実に数秒ずつ削ってくれる実践的なアップデートです。

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