Claudeがチーム向けプランとiOSアプリを提供開始:月額30ドルで20万トークン対応
Anthropicは「Claude Team」プランと無料のiOSアプリを公開した。チームプランは1人あたり月額30ドル(最低5席)で、Pro以上の利用枠や20万トークンの文脈、管理機能を提供。iOSアプリはチャット履歴の同期や画像認識に対応する。
Claude 3の賢さを評価しつつも、スマートフォンではブラウザ版を使うしかなく、職場でまとめて導入しようにも個人ごとのProプランを経費精算するしかなかったユーザーに朗報です。
Anthropicは、待望の公式iOSアプリの提供開始と、法人・グループ向けの「Teamプラン」の提供を同時に発表しました。
カメラ連携も可能な公式iOSアプリが登場
今回リリースされたiOSアプリは、AppleのApp Storeから無料でダウンロードできます。無料プラン、Proプラン、Teamプランのすべてのユーザーが利用可能です。
Web版のチャット履歴とシームレスに同期されるため、デスクで作業していたやり取りを、外出先でそのまま引き継ぐことができます。
スマートフォンのカメラで撮影した写真やライブラリ内の画像を読み込ませるビジョン機能も搭載されており、移動中のリアルタイムな画像分析やドキュメントの読み取りが手軽に行えます。
5席から導入できる法人向けTeamプラン
同時に発表されたTeamプランは、1ユーザーあたり月額30ドルで提供されます。利用には最低5シートの契約が必要となるため、月額150ドルからのスタートとなります。
個人向けのProプラン(月額20ドル)と比べて、メンバー1人あたりの利用上限が大幅に引き上げられており、作業途中で上限に達するストレスを減らせます。
Claude 3のモデルファミリーであるOpus、Sonnet、Haikuのすべてにアクセス可能で、20万トークンのコンテキストウィンドウを活用して長大な契約書や研究資料の分析が行えます。
管理者向けのユーザー管理ツールや請求の一元管理機能も備わっており、企業導入のハードルを下げています。
さらに今後数週間のうちに、回答の真偽を確認できる情報源の引用機能や、コードリポジトリやCRMといった企業データとの連携、同僚とAI文書を共同編集できる機能などを追加していく予定です。
なぜ重要か
個人ユーザーにとって、公式iOSアプリの登場は利便性を一気に高めるアップデートです。外出先でふと思いついたアイデアの壁打ちや、印刷物の撮影によるテキスト化など、モバイルならではの使い道が広がるため、今すぐダウンロードする価値があります。
チームやスタートアップにとっても、すでに複数のメンバーがProプランを契約しているなら、Teamプランへの移行は合理的です。利用上限が増え、管理と請求を一本化できるメリットは月額10ドルの差額に見合っています。
今回の動きは、Anthropicが弱点としていた流通チャネルとエンタープライズ対応の遅れを埋める堅実な一手だと考えられます。Claude 3の性能はOpenAIに対抗できるレベルに達していたものの、アプリの不在や法人向け機能の弱さが普及の足かせになっていたからです。
もっとも、Android版のユーザーはまだ待たされる形となっており、チーム作業の真価を発揮するCRM連携や共同編集などの機能も「今後数週間以内」の予告にとどまっています。先行するChatGPTの法人エコシステムにどこまで迫れるかは、これらの機能の実装スピードにかかっています。
情報源 (1)
- anthropic.com(新しいタブで開きます)原文anthropic.com
トピックを追うClaude モバイルアプリの展開
- AnthropicがAndroid版Claudeアプリを公開:Claude 3.5 Sonnetに対応
- Claudeがチーム向けプランとiOSアプリを提供開始:月額30ドルで20万トークン対応この記事