OpenAIが検索機能を密かに強化?ChatGPTのGPT-4o版でWeb参照が明示化
報道によると、OpenAI は GPT-4o 無料版で Web 検索機能をひそかにアップデートした模様。最新情報を尋ねると参照したサイト一覧を明示し、要約と正確な出典リンクを提示する仕様になっている。

OpenAI が噂の検索サービスを発表すると見られていた先週のイベントでは、GPT-4o の音声やデモが主役となり、検索については一切触れられませんでした。
しかし、OpenAI はすでに無料版 GPT-4o の内部で検索機能をひそかに稼働させているようです。
最新情報を調べて出典を明記する新機能
最新のニュースや出来事について質問すると、ChatGPT の画面上に「Web を検索中」というステータスが表示されます。
数秒経つと「X 件のサイトを検索しました」と表示が切り替わり、参照した実際の Web サイトがリストアップされます。ここに並ぶ URL は AI の幻覚ではなく、実在する正確なページです。
Search Engine Land の寄稿者である Dave Davies 氏が X で共有した事例によると、ChatGPT はリンク先をクロールしてその内容を要約しています。テストでは、9to5Google や Search Engine Land の記事が明確な出典リンクとして複数回提示されました。
仕組みとしては、提携先である Microsoft の Bing を使って検索クエリを実行し、検索拡張生成(RAG)で回答をまとめている可能性が高いと見られています。また、同社は 8 月に独自クローラーの GPTBot も立ち上げています。
Google の真似はしない方針
OpenAI の CEO である Sam Altman 氏は以前、従来の Google 検索は退屈であり、世界はもうひとつの Google を求めていないと語っていました。
青いリンクが 10 個並ぶ従来型の検索画面を作るのではなく、対話の中で必要なときだけ自律的に外部サイトを調べ、回答をまとめる形をとっています。
Google が提供を開始した AI Overviews よりも、参照元へのリンク表示が分かりやすく、回答としてのまとまりも良好だと評価されています。
なぜ重要か
OpenAI は非常に賢い戦い方を選んだと私たちは考えています。
独立した検索エンジンとして大々的に立ち上げると、Google との直接対決や規制当局の目を引くことになります。しかし、GPT-4o の内部機能として静かに組み込めば、ユーザーは意識しないまま自然に ChatGPT で検索する習慣を身につけます。
ユーザーにとっても、最新情報を調べるためにブラウザの検索窓と ChatGPT を往復する手間が省けます。回答精度や出典の明示も整っており、普段の情報収集で試す価値は十分にあります。
Web サイト運営者にとっては大きな判断が迫られます。AI の無断学習を警戒して GPTBot をブロックしていたサイトも多いはずですが、ChatGPT が回答内で明確に出典リンクを張るようになった以上、アクセスを遮断し続けると将来の検索流入を自ら手放すことになりかねません。
かつて Google がポータルサイトを打破したときのように、OpenAI は検索のあり方そのものを変えることで巨大王者に挑もうとしています。
情報源 (1)
- searchengineland.com(新しいタブで開きます)原文searchengineland.com
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