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Web版ChatGPT、作成ブロックから直接メール送信が可能に

公開 拡散指数 51

OpenAIはWeb版ChatGPTの作成ブロック(writing blocks)から直接メールを送信できる新機能を発表した。下書きの作成から推敲、送信までを会話画面から離れずに完了できる。外部メーラーへコピー&ペーストする手間を省く実用的な改善だ。

Web版ChatGPT、作成ブロックから直接メール送信が可能に
画像:x.com

ChatGPTでメールの下書きを作った後、テキストをコピーしてGmailやOutlookを開き、貼り付けて送信するという作業を繰り返してきた人は多いはずです。

OpenAIが、その余計な一手間を省くアップデートを導入しました。

公式Xアカウントなどの情報によると、Web版ChatGPTの「ライティングブロック」から直接メールを送信できる機能が提供開始されました。メールの作成から推敲、送信までが、ひとつのチャット画面の中で完結するようになります。

ライティングブロックが本格エディタに進化

ライティングブロックは、昨年末に導入された書式機能です。

指示に対して通常のチャット文面を返すのではなく、実際のメールエディタに近い独立したブロックとして下書きを表示するのが特徴です。

特定の行だけをハイライトして修正を指示したり、提案を1つずつ承認または却下したり、ブロック内で直接文章を手入力で打ち直したりできます。今回のアップデートにより、納得いく文章に仕上がったら、画面を離れることなくそのまま送信ボタンを押せるようになりました。

プライバシー訴訟の影と進む実用機能の拡張

ただし、日常業務のメール送信をすべて任せる前に、留意すべき動きもあります。

カリフォルニア州で最近起こされた訴訟では、OpenAIが適切な同意を得ずに、ユーザーのプロンプトやチャット履歴、識別情報をGoogleやMetaの追跡ツールに共有していたと主張されています。カリフォルニア州のプライバシー法および連邦盗聴法に違反している疑いがあるため、極秘事項やプライベートな内容を扱う際は慎重になったほうがよさそうです。

一方で、OpenAIは実用機能の強化を急ピッチで進めています。過去の会話履歴から学習してユーザーの好みを記憶するパーソナライズ機能が進んでいるほか、ExcelやGoogleスプレッドシート向けのChatGPT機能もベータ版を終えてグローバルに正式リリースされ、自然言語だけでワークブック作成やデータ整形、関数入力が可能になっています。

なぜ重要か

私たちは、この機能追加が「チャットボット」から「仕事の実行ハブ」へと軸足を移そうとするOpenAIの狙いをはっきりと示していると考えています。

定型業務の多いビジネスパーソンにとって、コピー&ペーストの往復がなくなる恩恵は決して小さくありません。しかし、トラッキングツールを巡る訴訟リスクが浮上している現状では、機密性の高い商談や社内メールでいきなり本格活用するのは避けたほうが無難に見えます。

競合関係の面では、Gmailを抱えるGoogleやOutlookを持つMicrosoftの領域に正面から踏み込んだ形です。下書きから送信までChatGPT内で済んでしまうなら、従来のメールクライアントを開く必要性は薄れます。これに対抗するため、両社は自社製AIの受信トレイへの統合をさらに強めることを迫られるはずです。

新アプリを一から立ち上げるのではなく、昨年末に投入したライティングブロックを実動ツールへと昇格させたアプローチは巧妙です。ただし、実際に外部へ通信を飛ばす権限を持たせる以上、データ取り扱いに対する世間の目はこれまで以上に厳しくならざるを得ません。

情報源 (2)

  1. [1]
    @ChatGPTapp(新しいタブで開きます)原文x.com
  2. [2]

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