ジブリ風画像生成が世界中で拡散:ChatGPTが1時間で100万ユーザーを獲得
OpenAIのサム・アルトマンCEOは、GPT-4oの画像生成機能のヒットによりChatGPTが直近1時間で100万人の新規ユーザーを獲得したと明かした。写真をスタジオジブリ風に変換する機能がSNSで爆発的な流行を見せている。
26か月前にChatGPTが初登場した際、わずか5日間で100万人のユーザーを獲得したことは歴史的な出来事として騒がれました。
しかし今や、その記録はわずか1時間に短縮されました。OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏はX上で、ChatGPTが直近の1時間だけで新たに100万人のユーザーを獲得したと明かしました。
スタジオジブリ風画像でGPUが限界寸前に
この爆発的なトラフィックを引き起こしたのは、先週ChatGPTとGPT-4o向けに導入された新しい画像生成機能です。
特に、ユーザーが投稿した日常の写真をスタジオジブリ風のアニメ調アートへ瞬時に変換する機能が、ソーシャルメディア上で空前のブームを巻き起こしました。
一般ユーザーの投稿がタイムラインを埋め尽くしただけでなく、ホワイトハウスの公式アカウントまでもがジブリ風の画像を投稿するほどの騒動に発展しています。
この急増により、OpenAIのインフラは悲鳴を上げました。アルトマン氏は数日前にも、GPUが熱で溶けそうになっているとして、ユーザーに向けて画像生成のペースを落としてほしいと冗談交じりに呼びかけていました。
現在、ChatGPTの全体ユーザー数は2億5000万人から4億人の間と推計されていますが、今回の1時間で100万人という数字が新規登録者数なのか、急激なアクティブ流入なのかの算出基準は公表されていません。
なぜ重要か
大衆をAIツールに引き込む最大の原動力は、高度な推論ベンチマークではなく、誰もが楽しめる直感的なエンタメ体験であると改めて証明されました。
クリエイターや一般ユーザーにとって、プロンプトを複雑に工夫することなく、チャット画面に写真を投げるだけでスタジオ品質のイラストが得られる体験は、画像生成のハードルを一段引き下げました。
業界の視点で見れば、競合他社が性能競争を繰り広げる中で、ソーシャルメディアをジャックしてユーザーを一気に刈り取るOpenAIのプロダクト戦略は極めて巧妙です。
一方で懸念も小さくありません。莫大なコンピュート負荷によるサーバーコストの急増はもちろんのこと、著名なスタジオの画風を再現することに伴う著作権や倫理面での議論は、今後避けられない課題になりそうです。
情報源 (3)
- @sama(新しいタブで開きます)原文x.com
- thenationalnews.com(新しいタブで開きます)報道thenationalnews.com
- theverge.com(新しいタブで開きます)報道theverge.com