ByteDanceが「Jimeng AI」iOS版を中国で配信、テキストから画像・動画を生成
ByteDanceはテキスト指示から画像や動画を生成できるアプリ「Jimeng AI」のiOS版を中国本土のApp Storeで公開した。すでに提供済みのデスクトップ版とAndroid版に続く動きで、無料枠では最大80枚の画像と26本の動画を生成できる。有料プランは月額69元(約9.70ドル)となっている。

OpenAIのSoraをはじめとする動画生成AIが世界中で注目を集める中、ByteDanceがいち早く一般ユーザー向けの動画生成アプリを実用化しました。
TikTokやDouyinの親会社であるByteDanceは、テキストから画像や動画を生成できる新アプリ「即夢 AI(Jimeng AI)」を中国のApple App Storeで配信開始しました。先行して展開されていたAndroid向けストアやデスクトップ版に続く形となります。
アプリ名の即夢には「即座に夢を形にする」という意味合いが込められており、入力したテキストプロンプトに応じて高精度なメディアを生成します。
無料枠で動画26本、iOS版も解禁
多くの生成AIが研究発表や限定プレビューにとどまる中、即夢 AIは手軽に使えるモバイルアプリとして一般提供されています。
無料ユーザー向けのアロケーションも手厚く、最大で画像80枚、動画26本までの生成枠が用意されています。
さらに多くの生成を行いたいユーザー向けには、月額69元(約9.70ドル)のサブスクリプションプランも設定されています。なお、現時点での利用は中国本土地域に限定されています。
短編動画の巨人が進める生成AI戦略
ByteDanceはクリエイター支援を中心とした生成AI機能の投入を加速させています。
最近ではTikTok向けに、動画スクリプト作成から生成、広告最適化までを一括で行うツール「TikTok Symphony」を発表したほか、検索やコメント解析を行うAIチャット機能「Tako」の導入も進めています。
今回の即夢 AIは、そうした技術基盤を独立した汎用コンテンツ作成アプリとしてパッケージ化し、より広いクリエイター層に直接届ける狙いがあります。
なぜ重要か
私たちは、即夢 AIをモバイルアプリとして一般公開し、初期状態で26本の無料動画生成を提供した判断は非常に実用的だと考えます。動画生成AIを単なるデモで終わらせず、短尺動画のクリエイターがスマホ上で手軽に試せる敷居の低さを実現しているからです。
業界全体にとっても、動画生成の実用化競争に拍車がかかる動きです。ByteDanceは世界最大規模のショート動画プラットフォームを運営しているため、クリエイターが求める動画フォーマットや演出の勘所を熟知しています。月額10ドル未満という価格設定も、個人クリエイターにとって継続しやすい水準です。
一方で課題となるのは計算リソースの負荷です。動画生成はサーバーへの負担が極めて重く、大量の無料利用者が押し寄せた場合のレスポンス維持が懸念されます。また、現在は中国本土のみの展開であり、同社が抱える地政学的課題を考慮すると、海外展開へのハードルは依然として高いと見られます。
情報源 (1)
- techtimes.com(新しいタブで開きます)原文techtimes.com
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