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AIモデル

アリババが「Qwen3.8-Max」発表、2.4兆パラメータのMoE旗艦モデル

公開 拡散指数 52

アリババは最新の旗艦マルチモーダルモデル「Qwen3.8-Max」を発表した。総パラメータ数は2.4兆におよぶが、スパースMoE構成により実行時に活性化するのは950億のみ。100万トークンのコンテキストに対応し、Vision Arenaで2位を獲得。API提供を開始し、来週重みを公開する。

アリババが「Qwen3.8-Max」発表、2.4兆パラメータのMoE旗艦モデル
画像:alibabacloud.com

ソースコードもインターネット接続もないブラックボックス状態のアプリを操作させ、試行錯誤だけでゼロからアプリを丸ごと再構築させる。そんな難題をこなす巨大AIが登場しました。

アリババは、同社の大規模モデル「Qwen」シリーズで過去最大・最高性能を誇るフラッグシップモデル「Qwen3.8-Max」を発表しました。

総パラメータ数は2.4兆に達し、コンテキストウィンドウは最大100万トークンに対応します。性能評価ではText Arenaで世界5位、Vision Arenaで2位、フロントエンドコード分野でも4位にランクインしました。

2.4兆パラメータを抱え、950億だけ動かす

2.4兆という超大規模ながら、スパースMiE(混合エキスパート)構造とハイブリッドアテンションの採用により、推論時にアクティブ化されるのはわずか950億パラメータにとどまります。

この設計により、従来の同規模高密度モデルと比べて計算コストと遅延を大幅に抑えつつ、最高峰の推論性能を両立させました。

驚くべきは自律的なタスク遂行能力です。社内テストにおいて、Qwen3.8-Maxは人間の介入なしに16日間にわたってソフトウェア開発プロジェクトを自律遂行しました。

ユーザーのフィードバックやコミュニティの知見を取り込み、テストと修正のループを自ら回して自律進化型エージェント基盤「oh-my-cli」を作り上げ、GitHub上にオープンソースとして公開まで完結させました。

さらにWWW2025のマルチモーダル対話意図認識チャレンジで人間のスコアを上回ったほか、100時間のライブ配信の解析、UIのスクリーンショットからのフロントエンド復元、間取り図からの3D空間生成などもこなします。

現在はAlibaba Cloud Model StudioのAPI経由で利用可能なほか、新たな業務エージェント基盤「QwenWork」にも搭載されています。さらに来週にはモデルの重みが一般公開される予定です。

なぜ重要か

私たちは、この規模と性能を持つフラッグシップモデルの重みをオープンソース化するという判断が極めて大きな意味を持つと考えています。

現在、主要ベンチマークの上位を占めるモデルのほとんどはプロプライエタリな商用APIの壁に守られています。その中でText Arena世界5位、Vision世界2位に入るモデルの重みが手に入るとなれば、オープンエコシステム全体の水準が一気に底上げされます。

開発者や企業にとっても、16日間自律してコードを書き続けた実績は、単なるコード補完ツールから真の自律型ソフトウェアエンジニアへの移行を予感させます。

ただし、実運用には課題もあります。アクティブパラメータが950億とはいえ、2.4兆パラメータ全体をメモリに保持するためのハードウェア要件は極めてシビアです。ローカル環境で軽快に動かせる代物ではなく、まずはクラウドAPI経由での検証が現実的な選択肢になるはずです。

情報源 (1)

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    alibabacloud.com(新しいタブで開きます)原文alibabacloud.com

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