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李開復氏率いる01.AIが「Yi-34B」をオープンソース公開、MetaのLLaMA 2を上回る

公開 拡散指数 48

李開復氏が立ち上げたAIスタートアップ01.AIがオープンソースの言語モデル「Yi-34B」を公開した。Hugging Faceの事前学習ベースモデルランキングでMetaのLLaMA 2を抜いて首位を獲得。同社評価額は10億ドルを突破しており、李氏は少なくとも1年分の半導体を確保したと明かしている。

李開復氏率いる01.AIが「Yi-34B」をオープンソース公開、MetaのLLaMA 2を上回る
画像:vice.com

「Yi-34B」は、李開復(カイフ・リー)氏率いるAIスタートアップ「01.AI」が公開したオープンソースのバイリンガル大規模言語モデルだ。英語と中国語に対応し、テキスト生成をはじめとする自然言語処理タスクに幅広く活用できる。

これまでオープンソース界の標準とされてきたMetaの「LLaMA 2」に代わる、強力な選択肢となることを目指して開発された。

ベンチマークと実力

Yi-34Bは公開直後、AIコミュニティHugging Faceの事前学習ベースモデルランキングで1位を獲得した。

複数の主要指標において、業界の基準と見なされてきたMetaのLLaMA 2を上回るスコアを記録している。

開発元の01.AIは3月にチーム組成を始め、6月に本格稼働したばかりだが、アリババクラウドやシノベーション・ベンチャーズからの出資を受けて評価額は10億ドルを突破した。李氏によると、規制を見越して資金を投じて調達した半導体ストックにより、少なくとも今後1年間の開発と運用を継続できる体制が整っているという。

何に使えるのか

李氏はYi-34Bについて、中国国内にとどまらず多国籍銀行や保険会社などグローバル市場での実用を見据えていると述べている。

基盤モデルの基礎技術では米国に遅れをとっている部分があるものの、優れたインターネットエコシステムを持つ中国は応用アプリの開発で強みを発揮できるというのが同社の見立てだ。そのため、モデル自体の性能向上だけでなく、開発者が簡単にアプリを作れる環境の整備に注力していく方針を掲げている。

Yi-34BはすでにHugging Face上で提供されており、誰でもダウンロードして検証可能だ。

なぜ重要か

英語と中国語の双方を扱うシステムを構築したい開発者や企業にとって、商用APIに依存しない高精度なオープンソースモデルの登場は実用的な選択肢を増やすことになる。LLaMA 2以外の基盤を探しているなら、一度テストしてみる価値は十分にある。

ベンチマークでの首位獲得は、01.AIの高いエンジニアリング力を示している。ただし、基盤モデルの真価はコミュニティが実際にどれだけ実用的なアプリケーションを生み出せるかにかかっており、エコシステムをどこまで広げられるかが今後の焦点となる。

情報源 (1)

  1. [1]
    vice.com(新しいタブで開きます)原文vice.com

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