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Zapierが「Canvas」公開:AIで業務フロー図を自動生成し自動化へ

公開 拡散指数 36

Zapierは業務プロセスを可視化・計画できる新ツール「Canvas」の早期アクセスを開始した。自然言語で課題を伝えるだけでAIがフロー図を生成し、実際の自動化へと連携できる。あわせて自動化データベース「Tables」も一般提供された。

Zapierが「Canvas」公開:AIで業務フロー図を自動生成し自動化へ
画像:techcrunch.com

Zapier はオンラインで開催されたユーザーカンファレンス ZapConnect で、AI を活用した新しいフローチャート作成ツール「Canvas」を発表しました。現在、早期アクセス版として提供されています。

あわせて、これまでテスト提供されていた自動化前提のデータベース機能「Tables」が正式版となり、すべてのユーザーに一般提供されることも明らかになりました。

成長がもたらす「毛糸玉」の混乱をほどく

今年で創業 11 年を迎える Zapier は、単なる Web サービス同士の連携ツールから、複雑な業務ワークフローを構築するノーコード基盤へと進化してきました。

しかし、共同創業者兼 CEO の Wade Foster 氏によると、ユーザーは「成功の落とし穴」に直面しがちだといいます。最初は手軽に組めて満足していた仕組みが、プロジェクトの拡大や関係者の増加に伴って、まるで複雑に絡まった毛糸玉のようになってしまう問題です。

従来の Zapier のエディタは、すでに Zapier に接続されている処理しか可視化できませんでした。そのため、社内の手作業や未連携ツールの工程は全体像から抜け落ちていました。

Canvas は、Zapier に連携しているかどうかを問わず、業務プロセス全体を最初から最後まで図解できるツールです。Zapier と連携している部分については、Canvas 上から直接その処理を編集できます。

自然言語でフローを自動生成、対応アプリは 6,000 を突破

Canvas には生成 AI も組み込まれています。解決したい課題ややりたい作業を入力するだけで、AI が自動的に業務プロセスの骨組みを図として生成してくれます。

誕生日の企画から企業の複雑な営業管理まで幅広く対応し、あらかじめ用意された標準テンプレートライブラリも利用可能です。

Foster 氏は、これまで解決が難しかったビジネスの難題に立ち返り、大規模言語モデルを使って解決しやすくできないかを検証する良い機会だと語っています。

今回の発表ではこのほか、最大 10 個の分岐パスを扱える新しいインタラクティブエディタや管理者向け制御機能の強化、さらに連携可能なアプリケーション数が 6,000 を突破したことも公表されました。

なぜ重要か

Canvas の登場は、Zapier が「裏方の自動化スクリプト置き場」から「企業業務の設計図そのものを握る司令塔」へと脱皮しようとしていることを示しています。

業務設計を行う担当者にとって、これまでは Miro やホワイトボードツールで図を描き、それを Zapier に持ち込んで手作業で設定し直すという二度手間が発生していました。AI にプロンプトを投げるだけで全体図と設定の足場が同時に手に入るなら、試してみる価値は十分にあります。

ただし、きれいなフローチャートを描くことと、現場でエラーなくデータが流れることは別問題です。AI がどれほど賢く図を引いてくれても、各 SaaS の権限設定や例外処理などの泥臭い部分は依然として人間のメンテナンスが必要になります。

それでも、すでに 6,000 を超える外部連携を持っている Zapier が「図を描けばそのまま動く」環境を整えることは、単なる作図ソフトにとって大きな脅威になると考えられます。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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