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YouTubeがAI新機能を発表:文字入力だけでShortsの背景動画を生成

公開 拡散指数 36

YouTubeはクリエイター向けの新機能を発表しました。目玉となる実験機能「Dream Screen」では、テキストプロンプトを入力するだけでShorts向けのAI背景動画や画像を生成できます。あわせて自動字幕やBGMのビート同期を備えた無料編集アプリ「YouTube Create」のベータ版も公開されました。

画像:blog.youtube

宇宙空間で動画を撮ったり、パグに車を運転させたりするには、これまでグリーンスクリーンを用意し、編集ソフトで合成作業を行う必要がありました。YouTubeはそれを、文字を入力するだけで完結させようとしています。

YouTubeは年次イベント「Made On YouTube」において、クリエイターの制作ハードルを大幅に下げる一連のAI新機能を発表しました。

テキスト入力でShortsの背景を自動生成

今回最も注目を集めたのが、実験的機能として披露された「Dream Screen」です。仕組みは極めてシンプルで、プロンプトを入力するだけで、Shorts動画の背景となるAI生成の動画や画像を呼び出すことができます。

デモでは、魔法の森を歩くシーンや犬が運転する車内など、通常ならロケやCG合成が必要なシチュエーションが一瞬で生成されていました。

この機能は年内に一部のクリエイターを対象にテストが始まり、翌年にかけて広く展開される予定です。将来的には、テキスト指示だけで既存の動画を再編集したり、YouTube上の動画をリミックスしてまったく新しい作品に仕立てたりする機能へと拡張していく方針です。

スマホ完結の無料編集アプリ「YouTube Create」

AI機能と並び、動画制作そのものの敷居を下げる施策として発表されたのが、新しいモバイル向け動画編集アプリ「YouTube Create」です。

完全無料で利用でき、まずは一部地域のAndroid端末向けにベータ版の配信が始まりました。Shortsはもちろん、通常の長尺動画の編集にも対応しています。

アプリには精密なカット編集や音声の吹き替え、自動字幕起こし機能が搭載されています。さらにフィルターやエフェクト、トランジションに加え、音楽のビートに合わせて動画を自動でカッティングできるビート同期機能付きのロイヤリティフリー音源ライブラリも備えています。

なぜ重要か

YouTube Shortsは現在、月間20億人以上のログインユーザーを抱え、日間再生数は700億回を超えています。巨大な視聴者基盤を持つ一方で、TikTokとCapCutが築き上げたようなスマホ完結の軽快な制作環境では後れを取っていました。

今回のYouTube Createの投入は、その最大の弱点を埋める堅実な一手だと言えます。高価な編集ソフトを使わずともスマホ1台で字幕付けや音ハメができるようになれば、見る専だった一般ユーザーの投稿ハードルは一気に下がります。

また、Dream Screenの落としどころも巧みです。動画全体をまるごとAIに生成させるのではなく、破綻の少ない「背景」に限定することで、実写クリエイターの表現力を手軽に底上げする道を選びました。

生成される映像のクオリティや自然さは年内のテストを待つ必要がありますが、ショート動画の主導権争いが、アルゴリズムの優秀さだけでなくクリエイター向け制作ツールの完成度へとシフトしていることは間違いありません。

情報源 (1)

  1. [1]
    blog.youtube(新しいタブで開きます)原文blog.youtube

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