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xAI、Grokにカメラ認識機能「Grok Vision」を追加 iOSで先行提供

公開 拡散指数 38

xAIはカメラ越しに周囲の物体や文書を認識してリアルタイムで質問に答える「Grok Vision」を発表した。音声モードの多言語対応とリアルタイム検索も追加された。Vision機能はまずiOSアプリ向けに提供され、Android版は後日対応となる。

xAI、Grokにカメラ認識機能「Grok Vision」を追加 iOSで先行提供
画像:techcrunch.com

スマートフォンのカメラを目の前の看板や商品に向け、そのまま声で「これ何?」と尋ねる。GoogleのGeminiやOpenAIのChatGPTで日常的になりつつあるこの操作に、イーロン・マスク氏率いるxAIも追いついてきました。

xAIはスマートフォン向け機能「Grok Vision」を発表しました。カメラに写った現実世界の物体について、Grokに直接質問できるようになります。

カメラを通して現実を見るGrok

Grok Visionを利用すると、ユーザーはスマートフォンのカメラを商品、道路標識、書類などに向けて質問を投げかけることができます。

今回のアップデートにより、Grokの音声モードにカメラへのアクセス権が追加されました。「何が写っている?」と話しかけるだけで、AIが画像と周囲の状況をリアルタイムに解析します。

ただし現時点ではプラットフォームに差があり、Grok Visionが利用できるのはiOS版のGrokアプリのみとなっています。Android版アプリへの提供はまだ先になる見込みです。

音声モードの多言語対応とリアルタイム検索、Androidには条件も

xAIはVision機能と同時に、音声モードの多言語対応とリアルタイム検索機能も公開しました。

これにより、音声でのやり取り中にWeb上の最新情報を検索して回答することが可能になります。

Androidユーザーもこの多言語音声とリアルタイム検索は利用できますが、利用には月額30ドルの「SuperGrok」プランへの加入が必須となっています。

xAIはここ最近、開発のペースを一気に上げています。4月初旬には過去の会話内容を記憶して引き出せる「メモリー」機能を追加したほか、ドキュメントやアプリを共同制作できるCanvasライクな機能もリリースしていました。

なぜ重要か

ユーザーにとって、カメラを介したリアルタイムの視覚認識は、文字を入力する手間をなくす実用的な機能です。すでにGrokを日常的に使っている人にとっては大きな前進ですが、ChatGPTやGeminiが先行している領域でもあるため、わざわざ乗り換えるほどの決定打にはまだ至っていない印象です。

業界全体で見れば、音声と視覚を組み合わせたリアルタイム対話は、最先端AIにとって「あって当たり前の標準装備」になったと言えます。xAIはこの数週間でメモリー、Canvas、Visionと立て続けに投入しており、先行するライバルとの機能差を驚異的なスピードで埋めにかかっています。

今回の施策は着実なキャッチアップとして評価できる一方で、プラットフォームや料金体系の分断が気になります。iOSのみでビジョンを先行させ、Androidでは音声検索に月額30ドルの高額プランを要求するやり方は、広く一般的なユーザーを獲得するうえで足かせになる可能性があります。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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