X、開発者規約を改定 投稿データによるAIモデルの学習や微調整を禁止に
Xは開発者規約を更新し、同プラットフォームの投稿やAPIを利用して基盤モデルなどを学習・微調整することを禁止した。Redditと同様にAIクローラーを制限し、将来の有償データライセンス契約につなげる狙いとみられる。なお、自社のAI「Grok」の学習には引き続き投稿データが利用される。

Xの投稿を無料でAIの学習に使う道が、完全に塞がれました。
TechCrunchが報じたところによると、Xは開発者契約を更新し、プラットフォーム上のコンテンツやAPIを利用して「基盤モデルやフロンティアモデルを微調整・学習させること」を明確に禁止しました。
門を閉ざし、有料の通用門を用意する
もっとも、これは学習データの完全な保護を意味するわけではありません。一般の開発者は締め出されたものの、プライバシーポリシー上では、ユーザーがオプトアウトしない限り、提携パートナーによる学習データの利用が依然として認められています。
さらに身内への優遇もあります。3月に書類上330億ドルでXを買収したElon Musk氏率いるxAIは、自社のAIモデル「Grok」の学習にXのユーザーデータを使い続けています。
なぜ重要か
Xの狙いは、公開データを有料ライセンスに変えることにあるとみられます。Redditも同様の手法でGoogleとデータ提供契約を結び、水曜日には2024年7月以降に10万回以上無断でクローリングしたとしてAnthropicを提訴しました。
今回の動きにより、外部の開発者や小規模なAI企業にとって、リアルタイムの対話データを無料で集める手段はほぼ失われました。今後は大手AI企業のみが巨額の契約料を払ってデータを買い取る構造が一段と強まりそうです。
情報源 (1)
- theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com