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業界動向

Whoopが「Whoop 5.0」発表:14日間駆動や心電図対応、一般層へ拡大

公開 拡散指数 37

Whoopは新型ウェアラブル「Whoop 5.0」と医療グレードの「Whoop MG」を発表した。従来比で7%小型化し、バッテリー駆動時間は14日間に延長。MG版はFDA認可の心電図に対応する。年額199ドルからの新料金プランも導入し、アスリート以外への普及を狙う。

Whoopが「Whoop 5.0」発表:14日間駆動や心電図対応、一般層へ拡大
画像:theverge.com

ハードコアなアスリート向けというイメージが強かった画面なしの健康管理トラッカーWhoopが、いよいよ一般ユーザーの獲得へ舵を切りました。

Whoopは5月8日、最新モデルとなるWhoop 5.0と、医療グレードモデルのWhoop MGを発表しました。バッテリーの大幅強化や心電図機能の追加に加え、以前から指摘されていたサブスクリプション料金体系の刷新に踏み切っています。

14日間のロングバッテリーと心電図対応MGモデル

ハードウェア面では、本体サイズが従来モデルのWhoop 4.0から7パーセント小型化されました。処理速度は60パーセント向上し、センサーは毎秒約26回の頻度でデータを計測します。

最大の改良点は電力効率です。同社によると電力効率が10倍に向上し、1回の充電で約14日間の連続駆動が可能になりました。さらに、最大30日分の電力を蓄えられる新型ワイヤレス充電パックも用意されています。

今回は標準のWhoop 5.0に加え、MG(Medical Grade)と名付けられた上位モデルが登場しました。MGモデルには米FDA認可の心電図(EKG)機能が搭載されており、心房細動の検知や不整脈の通知に対応します。なお、新モデルの登場に伴い4.0用のバンドは互換性がなくなりますが、アップサイクル用のキットが提供される予定です。

生物学的年齢の測定から血液検査連携まで

ソフトウェア面では、ウェルネスと長寿にフォーカスした新機能が並びます。目玉となるHealthspan機能は、9つの生体指標から体の生理学的年齢であるWhoop Ageを算出し、日頃の生活習慣が老化にどう影響しているかを可視化します。

女性向けには、月経周期や妊娠、閉経周辺期のホルモン変化が睡眠や回復に与える影響を追跡する機能が追加されました。さらに、上腕式血圧計で校正して血圧の傾向を把握する機能も導入されます。また、医師の監修による血液検査をアプリから予約し、結果を一元管理できるWhoop Advanced Labsのベータ版も発表されました。

料金プランは3段階に再編されました。エントリー向けのWhoop Oneは年額199ドルで標準ハードウェアと基本機能を提供。中位のWhoop Peakは従来と同額の年額239ドルで、Healthspanやワイヤレス充電器が含まれます。最上位のWhoop Lifeは年額359ドルで、Whoop MG端末と心電図機能が利用可能です。

なぜ重要か

Whoopが一般向け機能や低価格プランに踏み切った背景には、ウェアラブル市場の激しい競争があります。

本格的なランナーやサイクリストはGarminなどの専用GPSウォッチから離れにくく、一般的な消費者はApple Watchのような多機能スマートウォッチを選びがちです。さらに、睡眠やコンディション管理の分野ではOuraなどのスマートリングが急速にシェアを広げており、従来のポジショニングのままでは成長の頭打ちが見えていました。

画面をあえて搭載せず、バッテリーを14日間持たせるという判断は、装着し続けるトラッカーとしての強みを磨く賢いアプローチだと評価できます。長寿やホルモンケアといった現代的な健康指標の拡充も時流に合っています。

しかし、心電図などの医療系機能を年額359ドルという高価格帯に縛った点は、一般層への普及においてハードルになる可能性があります。買い切り型のスマートウォッチと比べ、毎年高額な利用料を払い続ける価値を見出せるかどうかが、購入を検討する上での最大の分かれ目になりそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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