英語版Wikipediaがガイドライン改定:AIによる記事執筆や書き直しを禁止
先週末、英語版Wikipediaは編集指針を改定し、AIによる記事の執筆や全面的な書き直しを禁止した。AI生成文が中核的なコンテンツ方針に違反しやすいためだ。独自の内容を付け加えない範囲での推敲提案や他言語からの翻訳支援のみ例外として認められる。
先週末、英語版Wikipediaは編集指針を改定し、AIによる記事の執筆や全面的な書き直しを禁止した。AI生成文が中核的なコンテンツ方針に違反しやすいためだ。独自の内容を付け加えない範囲での推敲提案や他言語からの翻訳支援のみ例外として認められる。
ウィキメディア財団は、モバイル版ウィキペディアの記事上部にAI生成の要約を表示するテストを一時中断した。編集者コミュニティから激しい批判が相次いだためで、Googleを安易に追従する派手な機械要約は、信頼できる情報源としての評判を損ねると指摘されている。
ウィキメディア財団はWikipediaのボランティア編集者を最優先とする新たなAI戦略を発表した。AIによる記事生成ではなく、パトロールの自動化や情報検索、翻訳支援、新規参加者の育成など編集作業の負担軽減に技術を活用し、オープンソースモデルを優先する方針だ。
ウィキメディア財団はより、AI開発者向けに構造化されたWikipediaデータセットをKaggleで提供開始した。英語とフランス語に対応したJSON形式で提供され、開発者のクローリングやデータ整形の負担を減らすと同時に、サーバー負荷の軽減を目指している。
ウィキメディア財団は「Wikimedia Commons」のメディアダウンロード帯域が2024年1月以降50%急増したと発表した。閲覧数自体は全体の35%にとどまるものの、AIクローラーがキャッシュされていない過疎ページを大量に巡回するため、高コストなトラフィックの65%を占める事態になっている。