編集者の強い反発受けウィキペディアがAI要約テストを中断
ウィキメディア財団は、モバイル版ウィキペディアの記事上部にAI生成の要約を表示するテストを一時中断した。編集者コミュニティから激しい批判が相次いだためで、Googleを安易に追従する派手な機械要約は、信頼できる情報源としての評判を損ねると指摘されている。
ウィキメディア財団は、モバイル版ウィキペディアの記事上部にAI生成の要約を表示するテストを一時中断した。編集者コミュニティから激しい批判が相次いだためで、Googleを安易に追従する派手な機械要約は、信頼できる情報源としての評判を損ねると指摘されている。
ウィキメディア財団はWikipediaのボランティア編集者を最優先とする新たなAI戦略を発表した。AIによる記事生成ではなく、パトロールの自動化や情報検索、翻訳支援、新規参加者の育成など編集作業の負担軽減に技術を活用し、オープンソースモデルを優先する方針だ。
ウィキメディア財団はより、AI開発者向けに構造化されたWikipediaデータセットをKaggleで提供開始した。英語とフランス語に対応したJSON形式で提供され、開発者のクローリングやデータ整形の負担を減らすと同時に、サーバー負荷の軽減を目指している。
ウィキメディア財団は「Wikimedia Commons」のメディアダウンロード帯域が2024年1月以降50%急増したと発表した。閲覧数自体は全体の35%にとどまるものの、AIクローラーがキャッシュされていない過疎ページを大量に巡回するため、高コストなトラフィックの65%を占める事態になっている。