本文へスキップ
IFAI

AIツール

TikTok、無料のAI広告台本生成ツール「Script Generator」を公開

公開 拡散指数 57

TikTokは広告主向けに動画スクリプトを自動生成する無料ツール「Script Generator」を提供開始した。商品情報やキーワードを入力して動画の長さを選ぶだけで、数秒でフックや構成案を含む台本を作成できる。なおTikTokは事前確認を推奨している。

TikTok、無料のAI広告台本生成ツール「Script Generator」を公開
画像:biztoc.com

TikTok広告で最も頭を悩ませるのは、動画開始3秒でユーザーを引き留めるフックの考案です。このアイデア出しの負担を減らすため、TikTokが動き出しました。

TikTokは、デスクトップ版の「Creative Center」において、広告台本を数秒で自動生成する無料AIツール「Script Generator」の提供を開始しました。TikTok for Businessのアカウントを持つユーザーであれば、誰でも追加料金なしで利用できます。

基本情報を入力するだけで絵コンテ風の台本が完成

使い方は極めてシンプルです。業界カテゴリを選択し、商品名、商品説明、強調したいキーワードを入力します。

次に、動画の長さを「15〜30秒」または「31〜60秒」から指定して生成ボタンを押すだけです。数秒後には、複数の台本案が提示されます。

実際のテスト事例によると、出力される台本には動画冒頭のフックや最後の行動喚起(CTA)だけでなく、画面の視覚効果、ナレーション、テロップの指示、音響の指示までシーンごとに細かく記載されます。提案された内容が気に入らなければ、納得がいくまで何度でも無料で再生成が可能です。

外部モデルを採用、目立つ免責事項も

TikTokによると、このシステムはサードパーティの外部プロバイダーを利用して構築されています。具体的な提供元は明かされていませんが、プラットフォーム上の人気動画の傾向データを踏まえた構成になっていると見られます。

GoogleのAPACクリエイティブパートナーシップ責任者であるAnton Reyniers氏は、TikTokについて「クリエイティブの重要性に対する本質的な理解において他社を大きくリードしている」と評価しました。

一方で、TikTokはページ上部に免責警告を掲示しています。AIが誤った情報を出力するリスクがあるため、生成されたコンテンツについて一切の保証をせず、広告利用や法的責任はすべて広告主自身が負うと明記しています。

なぜ重要か

私たちは、この取り組みが広告主の制作ハードルを大幅に下げる賢い一手である一方、典型的な落とし穴も抱えていると考えています。

専任のプランナーを雇う予算がない中小事業者や個人マーカーにとって、本ツールは今すぐ試す価値があります。ゼロから構成を考える時間を省き、尺やカット割りの目安を瞬時に得られる実用的なアイデア出しツールとして機能するからです。

しかし、AIの提案に全面的に依存すると、過去のトレンドをなぞっただけの没個性的な広告が量産される懸念があります。フィード全体が似たり寄ったりの構成になれば、視聴者の離脱を招き、結果として広告効果が低下するリスクは避けられません。

MetaやLinkedInも広告作成ツールへの生成AI導入を急速に進めています。TikTokの狙いは、台本作成の手間を解消させることで、浮いた制作リソースを広告配信の出稿費用へと向けさせることにあると見られます。下書き作りには最適ですが、競合と差別化するためには人間の手による事実確認と独自の工夫が不可欠です。

情報源 (3)

  1. [1]
    searchengineland.com(新しいタブで開きます)原文searchengineland.com
  2. [2]
  3. [3]

毎日のAIピックアップ