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テスラ、人型ロボット「Optimus」を来年社内向けに少量生産へ

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Elon Musk氏はXで、人型ロボット「Optimus」を来年に社内利用向けとして少量生産し、2026年には他社向けに本格的な量産を開始したい意向を明かした。当初掲げていた年内の工場導入目標からは若干の遅れとなるが、製造コストの削減を目指す。

テスラ、人型ロボット「Optimus」を来年社内向けに少量生産へ
画像:techspot.com

自宅で家事や育児をこなしてくれる人型ロボットの登場は、まだしばらく先になりそうです。ただし、工場の組み立てラインに向かうカウントダウンは着実に進んでいます。

イーロン・マスク氏は7月22日、X(旧Twitter)上で自社開発の人型ロボット「Optimus」に関する最新のスケジュールを明らかにしました。テスラは来年、社内工場での利用を目的とした「少量生産」を開始し、他社向けの「大量生産」については2026年の開始を目指すとしています。

工場配備のスケジュールはやや後退

今回の発表は、以前の予定から一歩後退した形となります。

マスク氏は以前、今年末までにテスラ工場内でOptimusが稼働する準備が整うと語っていました。新たなタイムラインにより、実際の導入は来年へとずれ込むことになります。

マスク氏は今回、Optimusが具体的にどのような製造作業を担当するのかには言及していません。もともとOptimusは、製造ラインにおける危険で反復的、あるいは単調な人間の作業を肩代わりするために設計されています。

背景には、テスラが直面している厳しい財務状況があります。EV販売の落ち込みにより、6月締めの四半期利益は前年の27億ドルから15億ドルへとほぼ半減しました。全社的なコスト削減が急務となる中、食事も睡眠も不要なロボットへの期待は高まっています。

ライバルも工場の自動化を急ぐ

マスク氏は以前、Optimusの一般向け量産価格が2万ドル未満になると語り、ロボット事業によってテスラの時価総額が25兆ドルに達する可能性があると主張していました。最終的なビジョンは、家政婦やベビーシッターとしての家庭進出です。

しかし、製造ラインへのロボット導入を急ぐのはテスラだけではありません。

長年研究を重ねてきたホンダやボストン・ダイナミクスが商業化を本格化させているほか、伝統的な自動車メーカーも動き出しています。最近ではBMWがロボット新興企業のFigureと提携し、ニューラルネットワークを用いた物体認識・操作ロボットの工場導入を進めています。FigureにはNVIDIAやOpenAI、ジェフ・ベゾス氏らが出資しています。

なぜ重要か

一般ユーザーや他企業にとって、Optimusは現時点で手に入るものではありません。初期ロットは数万ドル規模の高価格帯にとどまるとみられ、一般家庭で使えるような汎用ロボットになるにはまだ長い年月がかかるでしょう。

産業界への影響としては、他社向け販売が2026年に設定されたことで、Figureなどの競合企業にとっては先行して自動車工場での実績を作る猶予が生まれました。見栄えの良いデモ動画ではなく、現場の歩留まりとコスト削減にどれだけ貢献できるかが問われる段階に入っています。

私たちは、マスク氏がスケジュールを現実的な段階運用へと見直したこと自体は理にかなっていると考えます。派手な構想を語る前に、自社工場で実用に耐えうるかを証明するのが先決だからです。ただ、足元のEV事業の利益が急減している中、どこまでロボット開発に資金と時間を注ぎ込み続けられるかには懸念が残ります。

情報源 (2)

  1. [1]
    @elonmusk(新しいタブで開きます)原文x.com
  2. [2]

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