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AIモデル

Stable Diffusion 3.5 LargeがSageMaker JumpStartで利用可能に

公開 拡散指数 54

画像生成モデル「Stable Diffusion 3.5 Large」がAmazon SageMaker JumpStartで提供開始された。80億パラメータを備え、3Dや写真調の1メガピクセル画像を生成可能。VPC内での安全なデプロイにも対応する。

Stable Diffusion 3.5 LargeがSageMaker JumpStartで利用可能に
画像:stability.ai

企業がオープンソースの画像生成モデルを自社システムに組み込む際、最大のハードルとなるのがデータのプライバシーとコンプライアンスです。機密データを外部の一般向け API に流せない企業にとって、環境構築の手間は常に悩みの種でした。

Stability AI と AWS はこの課題に対処するため、最新の主力テキスト画像生成モデルである Stable Diffusion 3.5 Large を Amazon SageMaker JumpStart にて提供開始したと発表しました。

2023 年 7 月の SDXL 以来となる大型追加

SageMaker JumpStart に Stable Diffusion 系の新モデルが追加されるのは、2023 年 7 月の SDXL 1.0 以来、実に 1 年以上ぶりとなります。

今回投入された SD 3.5 Large は 81 億パラメータを誇り、AWS の分散学習環境である Amazon SageMaker HyperPod 上でトレーニングされたことが明かされています。

1メガピクセルの高解像度出力に対応し、3D や写真調、線画など幅広いスタイルを描き分けるほか、複数被写体の描写や複雑なプロンプトへの追従性が大幅に強化されています。

企業は SageMaker Studio の UI または Python SDK を使い、数クリックで専用インスタンスへデプロイできます。推論はユーザーの Virtual Private Cloud(VPC)内で完結するため、機密性の高いプロンプトや生成画像が外部へ漏れる心配はありません。

提供リージョンには米国東部・西部、欧州、アフリカのほか、アジア太平洋では大阪や香港、中国(北京)などが含まれています。

なぜ重要か

今回の展開は、競合モデルとの差別化を図りたい Stability AI にとって極めて現実的な一手と言えます。コンシューマー市場では Midjourney が強く、オープンモデルでは Flux などの新勢力が台頭する中、AWS という巨大なエンタープライズ販路を抑えることはビジネス継続に直結します。

企業ユーザー、とりわけゲーム開発や広告、EC 領域のクリエイティブチームにとって、自社の閉じた VPC 内で最新鋭の 8B 級モデルを動かせるメリットは大きいです。外部 API の利用規約に縛られず、SageMaker の運用ツール群と連携できるため、試す価値は十分にあります。

一方で注意すべきはランニングコストです。81 億パラメータのモデルを常時稼働させる専用インスタンスは相応のクラウド費用が発生します。生成の頻度が高くない用途であれば、費用対効果の観点から慎重な試算が求められるでしょう。

情報源 (2)

  1. [1]
    stability.ai(新しいタブで開きます)原文stability.ai
  2. [2]
    aws.amazon.com(新しいタブで開きます)報道aws.amazon.com

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