Stability AI、「DreamStudio」をオープンソース化 新プロジェクト「StableStudio」公開
Stability AIは画像生成AIツール「DreamStudio」のコードをオープンソース化し、新プロジェクト「StableStudio」として公開した。コミュニティ主導でWebGPUによるローカル推論やプラグイン対応を進める計画だ。従来のDreamStudioもホスト版として継続提供される。

StableStudioは、Stability AIが画像生成サービス「DreamStudio」のフロントエンドをオープンソース化したWebユーザーインターフェースです。整ったUIからAI画像の生成や編集を行えるだけでなく、通信先となるバックエンドを自由に変更できます。
何ができるか
DreamStudioは、Stable DiffusionやSDXLを直感的に操作できる公式コンシューマーアプリとして使われてきました。StableStudioはその画面設計をそのままコミュニティに公開したもので、独自のブランド表示が取り除かれています。
最大の特徴はプラグインシステムの導入です。従来のDreamStudioでは同社のクラウドAPIを直接叩く仕様でしたが、StableStudioでは通信部分が完全にプラグイン化されました。TypeScriptを少し書くだけで、自前のローカル環境や他社APIへバックエンドを差し替えられます。
アカウント管理や決済関連の機能も省かれています。手軽に使いたいユーザー向けにホスト版のDreamStudioは存続しますが、手元で自由に改造したい人にはStableStudioが適しています。
ロードマップとして、今後公開予定のチャット機能の統合や、WebGPUによるブラウザ内ローカル推論、stable-diffusion-webuiとの接続、デスクトップアプリ化、ControlNetツールの追加などが挙げられています。開発コミュニティ向けの報奨金制度も準備される予定です。
動かし方
環境構築にはNode.jsとYarnが必要です。特別なサーバーインフラは要りません。
GitHubのStability-AI/StableStudioリポジトリをcloneし、ディレクトリ内でyarn、続いてyarn devを実行するだけで起動します。ブラウザでlocalhost:3000にアクセスすればすぐにUIが表示されます。
標準状態ではStability APIプラグインが有効になっているため、そのまま画像を生成するには同サービスのAPIキーが必要です。自作のプラグインを組み込めば、外部APIキーなしで自前サーバーへ接続することも可能です。
なぜ重要か
機能過多になりがちなstable-diffusion-webuiに比べ、洗練されたモダンなデザインで生成AIを操作できる点が大きな魅力です。自社サービス向けに使いやすい画像生成画面を作りたい開発者にとって、格好のベースコードになります。
一方で、現時点ではWebGPUなどの完全ローカル推論機能がまだ整備されておらず、単体ではAPI経由の利用が前提となります。一般ユーザーが慌てて導入する必要はありませんが、UIをカスタマイズしたいエンジニアなら今すぐ触る価値があります。
情報源 (3)
- stability.ai(新しいタブで開きます)原文stability.ai
- theverge.com(新しいタブで開きます)報道theverge.com
- github.com(新しいタブで開きます)報道github.com